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第2次カリスマ美容師ブームが到来!5万人の頂点決めるコンテスト優勝者は美容師歴4年目の女性
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.10.25 20:00 最終更新日:2021.10.25 20:00
今、若者たちの間ではブリーチをして色とりどりのカラーを施した、ハイトーンスタイルが注目を集めている。
きっかけはK-POPアイドルだ。BTSやTWICEなどK-POPアイドルたちは、活動ごとにヘアスタイルを変化させるため、毎回どんな髪色になるか注目を集めている。彼らのヘアスタイルを真似る若者が増え、ハイトーンカラーは大流行。韓国風カラーを売りにした美容師も多い。
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実際に、Instagramでは「#ハイトーンカラー」の投稿が190万件を超えている。そこで欠かせないのが高いカラー技術をもつ美容師の存在だ。カリスマ美容師ブームがあった1990年代を経て、今や美容室は25万店舗まで増加。コンビニの店舗数が6万ほどであることから、美容室の店舗数の多さがわかる。
いっぽうで、美容師がアシスタントを経てスタイリストになるまで、少なくとも3年はかかる。さらに、そこから一流の美容師となるのは一握り。若いうちに、夢をあきらめ、やめてしまう人も多い。
そんな若手美容師に特化したオーディション「髪ing soon 2021 supported by Schwarzkopf」がこの夏おこなわれ、10月7日に初代グランプリが誕生した。
「髪ing soon2021」は美容師向けのオンライン学習サービスを提供するHAIRCAMPが今年初めて開催したオーディションイベント。美容師歴1~5年の若手美容師を対象とし、ヘアカラーの技術力を競う。審査員は美容業界を代表するトップスタイリスト4人が務めた。いわば、美容師界のM-1グランプリである。
人気美容師になると、若くして年収1000万円超えも夢ではない。美容技術コンテストは美容師として名をあげるチャンスが詰まった場なので、コロナ禍で挑戦の場を失っていた若手美容師たちから、3000件以上の作品応募が殺到した。
ノミネートされたのは、あっくんさん(フリーランス)、小林隼人さん(iLe.)、谷口友飛さん(GARTE)、水口裕太さん(siki)、miyuさん(LINDO TOKYO)、向田夏希さん(iro.)、YU-ZAさん(LIM sapporo)。
この7名が「今年度、高校を卒業する子にやってあげたい黒髪卒業ヘアー ~私を可愛くしてください~」というお題をもとに、スタイルを考案。デザイン力だけでなく、美容師にとって重要なトーク力を見極めるプレゼンなど総合力による審査がおこなわれた。
グランプリに輝いたのは美容師歴4年目、LINDO TOKYOのmiyuさん。人物設定に合わせたカラー作りへの評価が高く、見事若手美容師5万人のトップという称号を手に入れた。
美容業界はコロナによって大きな打撃を受けたが、このニューノーマルの中で新たな形を模索し進化を続けている。グランプリに輝いたmiyuさんをはじめとした若手美容師によって、次は日本初のトレンドカラーが誕生するかもしれない。