自民党の二階俊博氏が11月24日、都内で講演。8月に菅義偉前首相から幹事長の交代を告げられたことについて、「(菅氏に)『やめてもらう』とか言う資格があるか」と不快感を示したことが毎日新聞に報じられている。
「当初、菅氏は二階氏を政権運営の後ろ盾として重用しましたが、5年以上も幹事長を務めたことで交代を求める声が強まりました。菅氏の交代打診に対し、二階氏も『自分に遠慮せずに人事をやってほしい』と応じたと報じられていたのですが……」(政治ジャーナリスト)
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しかし、24日の講演で二階氏は「(当時を振り返り)やめてもらうとか、やめていただきたいとかって言う資格あるかい?」と語っていた。さらに、「生意気を言うもんじゃないよ!」とも発言。 82歳にしてのこの “二階節” に、ネット上では、批判の声が上がっている。
《なんでそこまで傲慢になれるのか……》
《幹事長交代だけでも菅さんの功績だったんじゃないのか? それとも、人事は二階さんが決めるものと自分で思っていたのかな?》
《二階氏はいつまで議員を続ける気なのか。いい加減、定年制を導入し世代交代をすすめるようにすべきでは》
「二階氏は、菅氏が総裁選への不出馬を表明した際も、菅体制を批判する若手議員に対し、『選挙民のみなさんは、お前と総理の関係はどうなんだとか、そんなこと聞く人いない』と発言。当時はこの言葉に対しても、“若手への侮辱だ” と批判が上がりました。
高齢議員が “重鎮” として幅を利かせていることは、有権者にもよく映らないでしょう。今回の発言にも、多くの批判の声が上がっています」(前出・政治ジャーナリスト)
二階氏は同講演で、衆院選の小選挙区で日本維新の会に全敗した大阪の自民党にも「儲かりまっかと言う前にしっかりやれ」と苦言。“二階節” はまだまだ健在のようだ。
( SmartFLASH )