社会・政治
バッハ会長の対応で北京五輪に不信感…本誌も目撃していた「東京大会での傍若無人」【2021年・注目の人】
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.01 16:00 最終更新日:2021.12.04 07:23
2022年2月に開催を控えた、北京冬季五輪。しかし、開催には“翳り”が見えてきた。
「参加を表明していた各国が、ボイコットを検討しているのです。引き金となったのは、女子テニスの元ダブルス世界ランク1位の彭帥(ほうすい)の失踪問題。中国の張高麗元副首相に性的関係を強要されたと告発して以降、消息不明に。
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11月21日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、彭さんとテレビ電話で話をしたと発表しています。IOC側によれば、『無事で元気にしている』とのことでしたが、参加国のボイコットを何よりも恐れる立場であるバッハ会長のことですから、海外メディアはその信ぴょう性を指摘しています。
バッハ会長といえば、今夏の東京五輪について開催に強硬姿勢だった。米ワシントン・ポスト紙がそれを皮肉って『ぼったくり男爵』と呼びましたが、これは『現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞』候補にも選ばれています」(国際ジャーナリスト)
そんなバッハ会長の“傍若無人ぶり”は、本誌も目撃していた……。
7月23日に開催された東京五輪の開会式では、相次ぐスタッフの辞任劇で開催を危ぶむ声が広がっていた。結果として大きなトラブルが起きなかったもの、WEB上では<何が伝えたいかわからず、しょぼい>といった批判が続出。
そんななかでも注目を集めたのが、バッハ会長のスピーチだった。時に日本語も交えながら、実に13分にも及ぶ長広舌を振るったのだ。
スポーツを通じた結束や、医療従事者などへの感謝を呼びかけたバッハ会長。だがその内容は各国の選手団に響かなかった様子。すっかり疲れ切った様子で、国立競技場の地面に“ゴロ寝”する選手も続出していた。
「スピーチが行われた壇の近くはお行儀のいい日本人選手で固められていたため、テレビではみんな真面目に聞いているように見えたかもしれません。しかしテレビに映っていないところでは、あまりにも暇すぎて寝っ転がってしまっているような選手もたくさんいましたよ。
橋本聖子会長とバッハ会長のあいさつが続いたこともあって、取材中の記者からもつらいといった声が上がっていました。特に、バッハ会長のスピーチは長すぎでしたね……」(取材記者)
北京五輪でも、バッハ会長が“悪目立ち”することになるのだろうか。
( SmartFLASH )