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岸田首相がブレすぎで、いまさら菅前首相の評価が急上昇「ガースー戻ってこい」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.16 06:00 最終更新日:2021.12.16 06:00

岸田首相がブレすぎで、いまさら菅前首相の評価が急上昇「ガースー戻ってこい」

 

 岸田首相の迷走が続いている。

 

 18歳以下への特別給付金10万円について、当初は年内に5万円を現金で、残りの5万円をクーポンで給付する方針だった。クーポンで配ることにより、給付金が貯蓄に回ることを避け、子育て関連の商品に限定した消費を喚起できるとされたからだ。

 

 

 しかし、現金給付の事務費用が280億円なのに対し、クーポンで支給すると、967億円の事務費が余分にかかることが明らかに。さらにクーポンではなく、自治体独自の通販サイトで使えるポイント案も提示され、あまりの二転三転ぶりに、自治体や国民から強い批判があがっていた。

 

 こうした声を受け、岸田首相は年内に現金で一括給付する案を容認。加えて、年収960万円以上の所得制限についても、自治体の判断で撤廃できることになった。政府の方針転換を受け、年内の現金一括給付を決定した自治体が続出している。

 

「岸田首相の迷走は、10万円給付だけではありません。新型コロナワクチンの3回目接種について、岸田首相は『できる限り前倒しする』と所信表明演説しましたが、その後、厚労大臣が『全国民を対象にするのは困難』と軌道修正しました。

 

 また、北京オリンピックについて、米英、オーストラリア、カナダが『外交的ボイコット』を発表しています。岸田首相は『深刻な人権状況にはしっかりと声を上げていく』と訴えたものの、外交ボイコットは『総合的に判断する』とウヤムヤにしたままです。

 

 判断がブレまくったり、なにも決めようとしない岸田首相に対し、SNSなどでは呆れ声まで上がっています」(政治ジャーナリスト)

 

 評価を落とす岸田首相に対し、ひそかに評価が急上昇しているのが、意外にも菅義偉・前首相だ。

 

「安倍晋三氏を引き継ぐ形で、昨年の9月に首相に就任した菅氏は、『国民のために働く内閣』をスローガンに掲げ、コロナ対策に邁進します。

 

 当時、日本はワクチン不足が叫ばれ、世界的に見ても接種が遅れた国のひとつでした。それでも、菅首相は冷静に現状を分析し、ファイザー社からおよそ2億回分のワクチン確保に成功。その後、驚異的なスピードで接種体制を整え、開催が危ぶまれた東京五輪を成功に導きます。

 

 そのほか、デジタル庁の創設、携帯電話料金の値下げ、不妊治療への保険適用など、菅氏は短期間のうちに数多くの実績を積み重ねました。そうした実務面の強さが、いまになって高い評価を受けているのです」(前出・政治ジャーナリスト)

 

 実際、SNSを見れば、

 

《ガースー戻ってこい》

 

《岸田のポンコツ具合が思った以上だわ。コロナ後の大局観もなく決断力は皆無、ガースーほどの実務力もない》

 

《(岸田首相は)人の意見を聞き過ぎて自分の意志がブレブレなのか、そもそも無いのか。実務が抜群だった菅前総理の足元にも及ばない。ぜひ信念を持って進んで頂きたい》

 

 などと、菅氏と岸田首相を比べる声が目立つ。混乱を極める給付金問題、“できる男” 菅氏の目にはどう映っているのだろうか。

 

( SmartFLASH )

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