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岸田首相、ロシアへの経済協力予算21億円 “修正拒否” …「でも経済制裁はしてるよね?」指摘の声も

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.03.15 17:34 最終更新日:2022.03.15 17:42

岸田首相、ロシアへの経済協力予算21億円 “修正拒否” …「でも経済制裁はしてるよね?」指摘の声も

 

 3月14日の参院予算委員会にて、岸田文雄首相は、2022年度予算案に盛り込まれたロシアとの経済協力の関連予算およそ21億円について、野党から修正を求められたもののこれを拒否。

 

 このやり取りをめぐって、ネット上ではさまざまな声が上がっている。

 

「『ロシアの生活環境大国、産業・経済の革新のための協力プラン』ともいわれるこの計画は、2016年、当時の安倍晋三首相がロシアのプーチン大統領に提案したもの。エネルギー分野の投資拡大や、ロシア国内産業の生産性の向上などを目的としています。

 

 

 つまり、ウクライナ侵攻が始まるずっと前から決まっていたものではあるのです。しかし、今回の侵攻を受けて、『見直すべきでは?』という声が、野党からあがりました」(政治部記者)

 

 同予算委員会で、立憲民主党の森ゆう子参院議員は「やめるべきですよ、この予算。そう思いませんか」と岸田首相に訴えた。

 

 これに対し岸田首相は「この予算の取り扱いについては、状況が不透明であるということ、また、わが国のエネルギー安全保障、あるいは人道的な支援、そして日本企業に対する情報提供をはじめとする支援、こうしたものが入っているわけで、たちまちこれを修正することはできない」と、修正を拒否。

 

 萩生田経産大臣も、「すでにロシアに進出している日本企業が撤退などに対応するため必要な費用」と強調した。

 

 侵攻前から始動していたプランとはいえ、日本も含め各国がロシアへの経済制裁をおこなっているなかで、岸田首相の姿勢を疑問視する声は多い。

 

《ロシア侵攻前に計上した予算であり、状況が変わったというのは分かる。だったら、きちんと、ロシアへの経済協力の予算ではなく、エネルギー安全保障、人道的支援、日本企業に対する情報提供をはじめとする支援のための予算と修正すべきでしょうよ》

 

《毅然とした態度は取れないの?この方からは日本国を守り抜くという毅然とした思いが全く伝わらない》

 

《国際社会で団結して経済制裁しているわけだよね?もともと決まっていたとはいえ、“経済協力”なんて名前じゃ勘違いされちゃうよ。お金に区別はないし、軍事費に使われないとも限らないよ…》

 

《人道的な支援、てもう少し具体的に言うべきなのでは?》

 

 日本の対応は、各国も注目しているはず。岸田首相の対応は果たして……。

 

( SmartFLASH )

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