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ゼレンスキー大統領 巧みな演説を書き上げた大統領府副長官は「芸能活動時代の盟友」だった
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.03.28 06:00 最終更新日:2022.03.28 06:00
3月23日、日本の国会でオンライン演説をおこなったゼレンスキー大統領。巧みな演説に、多くの日本人が心を動かされた。
ゼレンスキー大統領は「日本国が、建設的、原理的な立場をとっていただいていることをありがたく思います。また、ウクライナに対する具体的な支援に感謝しています」と述べたうえで、「アジアで初めてロシアに対する圧力をかけ始めたのは日本です。引き続き、その継続をお願いします」と、日露戦争を引き合いに出して協力を呼びかけた。
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明言はしなかったが、2011年に起きた東日本大震災を意識した言葉も。「ウクライナに対する侵略の『津波』を止めるために、ロシアとの貿易禁止の導入をお願いします」と呼びかけている。
イギリスではシェイクスピアを引用するなど、“ご当地演説” に長けたゼレンスキー大統領だが、このスピーチ原稿は、誰が書いているのだろうか。
「コメディアン出身のゼレンスキー氏は、内閣に芸能活動時の盟友を多く配置していますが、スピーチに関しては、大統領府副長官のユーリー・コスチュク氏が深く関わっています。
ゼレンスキー氏は『国民の僕』というドラマで大統領役を演じたことから実際に大統領になりましたが、このドラマのシナリオライターこそがコスチュク氏。大統領選挙でもアートワークやスローガンの作成など、広報戦略の中心的役割を務めました」(ウクライナ在住フリーライター)
柔軟な発想こそが、ゼレンスキー軍団の強みなのだ。