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4月19日の福島県地震が的中…「麒麟地震研究所」が捉えた「M8超」級の前兆ノイズ

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.04.30 06:00 最終更新日:2022.04.30 06:00

4月19日の福島県地震が的中…「麒麟地震研究所」が捉えた「M8超」級の前兆ノイズ

3月16日に福島県沖で発生したM7.4の地震による被害。このときも観測機はノイズの発生をとらえていた(写真・共同通信)

 

《関東地方のM5クラスの地震か離れた地域の大きな地震の可能性があります 暫く警戒が必要です》(4月18日)

 

 地震予知を専門とする「麒麟地震研究所」(三重県伊勢市)がツイッター(@kirinjisinken)でこう予測した翌19日、福島県中通りを震源とする最大震度5弱、マグニチュード(M)5.4の地震が発生した。研究所の予測が的中したのだ。

 

 

「4月8日、台湾で発生したM5.7の地震もそうですが、この規模までの地震は、だいたい私が予測していたとおりのタイミングと場所で起こっています。地震学者などの専門家からは黙殺されていますが、ツイッターを見ればその精度の高さをわかっていただけるはずです」

 

 こう言って胸を張るのは、麒麟地震研究所の山村賢司所長(73)だ。

 

「企業や共同研究者とともに、当研究所では全国に数十カ所もの観測地点を設置しています。そこで観測するのが、地震の前兆として発生する “ノイズ” です。

 

 1995年の阪神・淡路大震災では、地震発生直前に、ラジオから大きなノイズ音が聞こえたという異常現象が複数報告されています。

 

 理論的には、岩石に圧力をかけて潰すと、割れるときに電気的な反応が出るのと同じです。それを応用し、ノイズを測定して地震を予測しているのです」(山村氏、以下同)

 

 山村氏は、阪神・淡路大震災後にNPO法人「国際地震予知研究会」に参加。中波ラジオの仕組みを応用し、ノイズだけを拾い集める受信機で観測をおこなってきた。

 

 観測地は日本各地のほか、カリフォルニアやインドネシアなど数十カ所。各地で観測されるノイズのデータや、同研究所で山村氏自身が運用する5台の観測機で、10分間に何十万回ノイズが発生するかを測定している。

 

 こうして長年蓄積されたデータをもとに、地震を予知できるのだという。

 

( 週刊FLASH 2022年5月10日・17日号 )

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