社会・政治
度重なる炎上で不買運動も…「吉野家なければ、松屋とすき家どっちを食べる?」200人に聞いた
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.05.12 20:00 最終更新日:2022.05.12 20:00
ここ最近、なにかと炎上することが多い牛丼チェーン店「吉野家」。2022年に入ってから、すでに3回もの騒動が起きており、「もう行かない」と宣言する “アンチ” が増えている状況だ。
「3月には、『オリジナル名入り丼キャンペーン』をめぐる対応で、問い合わせをした応募者に対し『訴訟をされるなら弊社弁護士が真摯に対応させていただきます』と、喧嘩腰の返信をして炎上しました。
4月中旬には、当時、常務取締役だった伊東正明氏による大学の講義で、同社のマーケティング戦略を『生娘をシャブ漬け戦略』と笑いながら語ったことが批判を集めました。伊東氏は即座に役員を解任され、ネット上では『もう買わない』と不買運動に発展する事態となったのです」(全国紙記者)
【関連記事:不祥事続きの吉野家、さらに客を怒らせる事態に…株主優待券が3000円から2000円の鬼改悪】
直近では、採用説明会に応募してきた就活生を外国籍と決めつけ、予約を断ったことが、大きな騒動となった。
5月3日、ツイッターに《ハーフだけど日本生まれ日本育ち国籍日本なのに向こうから急に説明会キャンセルされたんだけど!!!》のコメントとともに、吉野家採用担当者からのメールのスクリーンショットが投稿。
後日、吉野家ホールディングスは、説明会への参加を拒否したことを認め、謝罪している。
度重なる炎上で、吉野家のイメージはガタ落ちだ。不買運動が起きるなか、牛丼チェーンの勢力図は塗り替わるのか。本誌は、老若男女200人にアンケートを取り、「もし吉野家の牛丼がなければ、松屋とすき家、どっちを食べる?」と聞いた。
結果は「すき家」を選んだのは104人、「松屋」を選んだのは65人、「ぜったい吉野家」を選んだのは31人という結果になった。
数字のうえでは、すき家が圧倒的な人気を叩き出した。一方、騒動後も吉野家を支持する人たちがそれなりにいることもわかる。それぞれの店を選んだ理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。
【すき家派】
・ふだんからすき家だし、近くにすき家しかないから
・近くにあるし、味を知っているという安定感がある
・メニューの種類が多いから
【松屋派】
・松屋の方が職場の近くにある
・なんとなく良心的に思う
・店舗で食べると、味噌汁付きなので
【吉野家派】
・一番美味しいから。あのこととお店は関係ない
・吉野家しか行ったことがないから
・どこもおいしいけれど、どこかというと吉野家かな
なお、吉野家をめぐる一連の騒動についても、思うところを聞いた。「かなりヤバい企業」「吉野家は私の選択肢から消えた」「非常に悲しい。大手だからこそ、引き締めてほしい」といった厳しい反応も多かった。
一方で、「イメージダウン甚だしいが、挽回してもらいたい」「味は好きなので、これからも頑張ってほしい」と、今後の展開に期待する声も見られた。
根強いファンのためにも、早急に企業の体質改善を図り、信頼を取り戻してほしい。
( SmartFLASH )