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岸田内閣「支持率」過去最高にSNS上は「なぜ?」の嵐…物価高騰で「岸田禍」なるハッシュタグまで!
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.05.23 18:00 最終更新日:2022.05.23 18:06
岸田文雄内閣の支持率が、上昇を続けている。5月21・22日におこなわれたFNNの電話世論調査によれば、岸田内閣の支持率は68.9 %と、発足後最高の数字を叩き出した(「支持しない」は24.6%)。同じ日におこなわれた共同通信社による電話世論調査でも、支持率は61.5%と過去最高を記録している(不支持率は21.8%)。
2021年10月の発足時には、共同通信社の調査による岸田内閣の支持率は55.7%。それからじわじわと上向き、浮き沈みはあったものの、2022年2月からは上昇する一方だ。
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しかし数字に反して、SNSでは「なぜ?」と、岸田内閣の高支持率に疑問を抱く声が噴出している。
《なぜ岸田内閣の支持率が60%越えるのか不思議でならない。》
《物価値上がりなどで消費税減税・撤廃などしないでこんなに支持率がいいなんてねえ。おかしいよ。》
《経済政策と物価上昇に対する対応はほとんど支持されていないのに、ウクライナ-ロシアに対する対応と、何もしてないようなコロナ対策でここまで岸田内閣の支持率上がる?》
さらには、「コロナ禍」をもじった「岸田禍」のハッシュタグも激増。SNS内では、岸田内閣の支持率は低いようだ。
「世論調査で岸田内閣の支持率が高いのは、新型コロナの影響が落ち着いてきていることが大きいでしょう。また、ロシアによるウクライナ侵攻や、円安経済が襲ってきている現状を見ると、政権を交代させる余裕がないという背景もあります。岸田首相は夏の参院選を見据え、あまり国民を刺激しないよう、問題を先送りにしているようにも思えます
逆に批判が集中しているのは、おもに経済政策です。就任当初から掲げている『新しい資本主義』の内容はいまだにはっきりしない一方で、4月からは雇用保険料の引き上げもおこなわれます。加えて、原材料などの価格高騰を理由に、さまざまな食料品の値上げが相次いでいます。生活がますます厳しくなる中で、不満の声は多く聞こえてきます」(政治部記者)
発足後半年の支持率が50%を超えたのは、小泉純一郎内閣、第2次安倍晋三内閣、そして今回の岸田内閣のみだという。異例の高支持率を、このまま維持できるのか。
( SmartFLASH )