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バイデン大統領専用車「ビースト」のヤバすぎるスペック…推定1億7000万円、パンクしてもホイル走行可能
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.05.23 22:20 最終更新日:2022.05.23 22:26
5月22日から来日している、アメリカのバイデン大統領。都内の移動は大名行列のようで、警護車を含めおよそ30台の隊列が都内を走った。とりわけ注目が集まっているのは、通称「ビースト」と呼ばれる大統領専用車だ。
SNSには、この隊列を目撃した人からの感嘆の声が上がっている。
《大統領のリムジン、かっこよすぎる。あの隊列には誰も勝てなそう》
《ものすごい数の車が通って行った!圧巻の景色……》
ビーストは、防弾仕様なのは当然だが、ドアは広辞苑より厚く、20センチを超えるとされる。爆発物やミサイルが命中しても壊れない強度を有し、銃弾を受けてパンクした場合でもホイル走行できる。
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ベース車はキャデラックのリムジンで、大統領専用機の「エアフォースワン」にちなみ、「キャデラックワン」と呼ぶこともあるという。
現地の報道では、日本円にして約1億7000万円にもなると言われる「ビースト」。車列の中にはダミーの1台も用意され、2台めに大統領が乗るのが通例だ。
前後を警護するのは、アメリカ合衆国シークレットサービスの警護車たち。このシークレットサービスは、国土安全保障省傘下の警察機関で、大統領の警護・警備が主な任務の1つになる。
シークレットサービスのベース車は、多くがシボレー・サバーバンを使用している。これは、有事の際、車両を動く壁として利用できるからだ。
車列にはM4カービンと呼ばれる自動小銃を構えた屈強な護衛官が乗務する車両や、電子戦に備えた広帯域のジャミング(電波妨害)をかける車両、軍事衛星を利用して各種通信を確保する車両など、各種最新鋭の装備を搭載した特殊車両が連なる。「HAZ-MAT」と呼ばれる、化学兵器に対応するための車両も確認された。
特に形が特徴的なのが、「ロードランナー」と呼ばれる衛星通信車だ。
大統領車列に必ず組み込まれる車両で、ホワイトハウス・コミュニケーションズ・エージェンシーに所属している。アメリカ軍の軍事衛星にデータを送信しながら走行でき、映像・電話等の各種通信システムを構築する。映像・画像をリアルタイムに暗号化し、軍事衛星を介してホワイトハウスに送るのだ。
情報網においても、対テロにおいても隙なし。まさに “世界最強の車列軍団” なのだ。
( SmartFLASH )