《2022年 東女、ミスコン止めます》
5月23日、東京女子大学の大学祭「VERA祭」実行委員会が、大きな画像を添えたうえで、ミスコン「MissCampusContest」を廃止するとツイッターで表明した。
《ジェンダーレスな時代の流れに合っていないこと・大学の代表を決めるという目的にも関わらずほとんど顔で判断されておりルッキズムを助長しかねないこと》を、廃止の理由に挙げている。
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「東京女子大学は、新渡戸稲造が初代学長を務めた、私立の名門女子大学。出身者には、元日本テレビ西尾由佳理アナや、元フジテレビのアナウンサーだったタレントの高橋真麻、女優の多部未華子などがいます。ミスコン出身者では、、2013年の準グランプリだった佐藤真知子さんが、日本テレビの女子アナウンサーとして、また2017年のファイナリストだった池谷実悠さんが、テレビ東京のアナウンサーとして活躍しています」(芸能記者)
たしかに、ミスコン開催への批判は根強く、最近では、「ミスコン」自体を廃止する流れは強まっている。
「上智大学では2020年にミスコンの『ミスソフィア』を廃止し、現在は、男女の区別をなくした『ソフィアンズコンテスト』として開催しています。慶應義塾大学でも、湘南藤沢キャンパス(SFC)などでは「ミス・ミスターコンテスト」として、性別を問わず、本人が出場したいほうのコンテストにエントリーできるようにしています」(同前)
ジェンダーフリーの流れに東京女子大学も合わせていくということだろうが、SNS上には、こんなツッコミも。
《女子大が「ジェンダーレス」を理由に「ミスコンやめます」はちょっと……。逆に女子大の意義が問われちゃうぞ????》
《女子大がジェンダーレスとか言い出すの、レゾンデートルを賭けたギャグなのか》
《「ジェンダーレス」と言うのなら、女性しか入学できない「東京女子大学」の存在そのものが矛盾してると思いますが、見解をお聞きしたいですね》
「女子大」というものの意義に、疑問を呈する声があふれたのだ。
5月24日には、東京女子大学は、「東女、ベラコン始めます」との画像を添え「VERA祭」実行委員会が、新たに「VERA CONTEST(ベラコン)」を実施するとツイッターで発表している。
《ミスコンから目的と企画内容を大きく変えた新企画です。外見を審査基準に含まず、期間中の広報大使としての活動を通して最も発信力の高かった方がグランプリとなります》
すべてが多様化するいま、「女子大」の在り方についても考える必要があるかもしれない。
( SmartFLASH )