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東京国税局現役職員が「給付金詐欺」で逮捕の衝撃! 相次ぐ「公務員らのモラルハザード」に非難轟々

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.02 21:07 最終更新日:2022.06.02 21:07

東京国税局現役職員が「給付金詐欺」で逮捕の衝撃! 相次ぐ「公務員らのモラルハザード」に非難轟々

国税局職員が関与した詐欺事件の被害総額は、2億円とも見られている。首謀者と思われる男は海外逃亡中だ(写真・時事通信)

 

 東京国税局職員の男と、東京・三鷹市の会社員の女が、持続化給付金100万円をだまし取った疑いで警視庁に逮捕された。

 

「逮捕された男性らは、詐欺グループの仲間と共謀し、2020年8月上旬、新型コロナで収入が減った個人事業主を装ったとのことです。虚偽の書類を作成し、別の会社員の少年に申請をさせ、給付金を不正に受給していました。

 

 

 この詐欺グループには、すでに逮捕・起訴されている、指示役だった東京国税局の元職員も含まれているといいます」(全国紙記者)

 

 警察庁によると、2020年7月から2022年4月末までに、3655人が持続化給付金に関する詐欺などの容疑で摘発されている。立件総額は、31億8400万円に上るという。今回、逮捕された男性らが関わった詐欺グループによる被害総額は、2億円ともみられている。

 

 これまでも、公務員らが給付金をだまし取ったケースは何度も報じられている。

 

「2021年12月、経済産業省のキャリア官僚だった2人が、ペーパーカンパニー2社の売り上げを偽造し、持続化給付金など計1550万円を詐取したとして、東京地裁で有罪判決を受けました。さらに2022年1月、大阪国税局OBで元税理士の男も、受給者らと共謀して不正受給の方法を指南するなどして、4500万円を国からだまし取ったとして有罪判決を受けています」(同前)

 

 いずれも、制度を熟知していたとみられる公務員などによる不正。そして今回、ついに現役の国税局員から逮捕者が出てしまった。国民が納めた“血税”を扱う立場であるはずの公務員たちが、不正に手を染めていたことに、ネット上では非難の声がやまない。

 

《国民感情が納得しないので今年度の税金は税務署のほうで自己負担してください よろしくお願いします おつかれ様です》

 

《国民の税金を搾り取る最前線の人たちによる不正なんだし、他の不正受給より何倍も悪質》

 

《先日の経産省といい、公務員のモラルもここまで落ちたかと愕然としますね。企業や公務員の倫理観が、ここ10年ほどで激しく悪化している気がします。それが、皆が信頼を寄せる大企業や官庁でも起きていることが恐ろしい》

 

 逮捕された男性は取り調べに対し、黙否しているという。税金を自らのものにしようとしたその手口は今後、徹底的に調べられるだろう。

 

( SmartFLASH )

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