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日銀・黒田総裁「家計が値上げを受け入れている」発言に怒りの声が噴出!「庶民の気持ちなどわからねーだろうな」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.06 19:54 最終更新日:2022.06.06 20:16
6月6日、日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁が東京都内で講演し、商品の値上げが続くことに対し、「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」との見解を示した。
「ひとつの仮説」と断ったうえで黒田総裁は、新型コロナウイルス禍による行動制限で蓄積した「強制貯蓄」が影響していることが、背景にあると指摘。「家計が値上げを受け入れている間に、良好なマクロ経済環境をできるだけ維持し、賃金の本格上昇につなげていけるかが、当面のポイントだ」と述べた。
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さらに、1ドル=130円台後半で円安が進んでいることについて「安定的な円安方向の動きであれば、わが国経済全体には、プラスに作用する可能性が高い」との見解を示し、強力な金融緩和政策を続けることを、改めて強調した。
「黒田総裁は6月3日、参議院予算委員会で、『スーパーに行ってものを買ったこともありますけれども、基本的には家内がやっておりますので……』と答弁し、ひんしゅくを買いました。立憲民主党の白眞勲参議院議員が、物価高をめぐる政府の対応について『最近、食料品を買った際、以前と比べて価格が上がったと感じるものがあったのかどうか、ご自身がショッピングしたときの感覚、実感をお聞かせください』と質問したことに対する答弁です。
そのうえ『家計の値上げ許容度も高まってきている』というわけですから、『庶民の気持ちがわからない』と批判されても当然でしょう」(政治部記者)
黒田総裁の発言が報じられると、SNSでは怒りの声が渦巻いた。
《どこの家庭も受け入れたことなんぞ1度もないわ》
《生きていく上で食品などの生活必需品は「買わざるを得ない」訳で、決して値上げを受け入れている訳ではない》
《円安、物価高プラス消費税で苦しんでいる庶民の気持ちなどわからねーだろうな》
《「家内がー」などと言わず毎回自分で買ってみて欲しいですな》
《9年近く続けた異次元の金融緩和で出口が全く見えず、打開策もないのでは》
2021年、黒田総裁が日銀総裁として受け取った報酬は、3501万円。多少の物価の値上がりなど、許容して当然か……。
( SmartFLASH )