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今度は葛飾区で補助金を誤支給…87の保育園に4年で数億円「しょせん人のカネ」とずさんな管理体制に厳しい批判

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.10 18:02 最終更新日:2022.06.10 18:07

今度は葛飾区で補助金を誤支給…87の保育園に4年で数億円「しょせん人のカネ」とずさんな管理体制に厳しい批判

 

 6月9日、東京都葛飾区が保育園に対する区の補助金を、誤って多く支給していたことがわかった。誤支給された額は、2018〜21年の4年間で数億円になる可能性がある。

 

 補助金は、パート勤務の保育士を雇用している私立の認可保育所に対し、保育士1人あたり月額約10万円を支払うもの。区の職員が設定した表計算ソフトで支給額が計算されていたが、2022年3月になってミスが発覚。最大で規定の2倍の額が支給されていたことが明らかになった。

 

 

「補助金は、待機児童・保育士不足対策として、葛飾区が独自に支給しているものです。誤支給の原因となった表計算ソフトですが、設定した職員以外、誰も間違いがないか検証せず、4年間もそのままになっていました。

 保育園側から支給額について問い合わせがあっても、確認していなかったとのことです。悪意でやったことではないと思いますが、あまりに杜撰だと言われても仕方がない」(社会部記者)

 

 区内にある87の私立保育園の多くがこの補助金を受給しており、区は返還を依頼する方針だが……血税の流出という事態に、ネットには厳しい意見が飛び交った。

 

税金は自分のお金じゃないから気楽だよね》

 

《はぁ?処理後チェックしないの?数億?!税金だぞ!!お役所仕事も大概にして!!》

 

 その一方、こんな意見も。

 

《財政的に吸収出来るなら返金求めなくていいんじゃないかな。公平性より公共性を考えて少子化対策として処理すればいいんじゃない。というか子供に使う金ケチりすぎなんだよ》

 

《保育士の給料少ないから返還求めずにあげといたらええねん》

 

《これはどこかの詐欺案件とは違うんだから返還は勘弁してあげて…。保育士さんたち働けなくなってしまう。。》

 

「東京の保育士不足は深刻です。厚労省の調査によれば、2015年10月時点で、東京の保育士の有効求人倍率は5.39。それが2022年1月時点では3.43となっています。

 

 全国平均より高く人手不足は続いていますが、国や自治体による対策が功を奏し、少しずつ改善されつつあります。

 

 とはいえ、保育施設の経営状況は軒並み厳しい。保育園側に今さら返せと言っても、現実的にはなかなか難しいかもしれません」(同)

 

 なぜこんなミスばかり続くのか――。

 

( SmartFLASH )

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