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「パパ活&未成年と飲酒」疑惑の吉川赳議員、他人の「不道徳な女性問題」で代議士になれた「皮肉な過去」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.15 14:50 最終更新日:2022.06.15 14:54

「パパ活&未成年と飲酒」疑惑の吉川赳議員、他人の「不道徳な女性問題」で代議士になれた「皮肉な過去」

「岸田派のホープ」と報じられた吉川議員だが「小選挙区で負け続け、足を引っ張る存在」との声も(写真・時事通信)

 

 6月10日発売の「週刊ポスト」で、18歳の女子大生に飲酒を勧め、高級ホテルの一室に滞在し、現金4万円を手渡して“パパ活”に興じたと報じられた、自民党の吉川赳(よしかわたける)衆議院議員

 

 同誌の取材に対し、吉川議員は当初「事実無根」としていたが、10日夜には一転「党に迷惑をかけた」として離党届を提出し、受理された。

 

 しかしながら、世耕弘成・自民党参院幹事長が6月13日の党会合で「議員辞職も求めたい」と語るなど、離党だけではことは済まなそうだ。

 

 

 これまで、3回の衆院選で当選している吉川議員だが、うち2回は選挙区で落選し、比例代表東海ブロックでの復活当選。そしてもう1回は、2017年におこなわれた第48回衆院選の比例代表東海ブロックでの「繰り上げ当選」(2019年)だった。

 

 そして、この繰り上げ当選のきっかけとなったのは、こちらも女性をめぐるスキャンダルが原因で、自民党の代議士が議員辞職したことだった。

 

「2012年の第46回衆議院議員選挙では自民党が大勝し、多くの初当選議員を生みました。彼らの多くは続く第47回でも再選されましたが、豊田真由子氏や宮崎謙介氏などの不祥事が続出し、『魔の2回生』と呼ばれました。

 

 さらに、第48回衆院選で再々選された議員たちからも不祥事が多発し、今度は『魔の3回生』と呼ばれることに。吉川議員の繰り上げ当選のきっかけとなった元議員はここに名を連ねています」(政治部記者)

 

 この元議員は当時、交際していた女性から準強制性交と軽犯罪法違反容疑で告訴され、2019年3月、議員辞職に追い込まれた(後に不起訴処分)。酒に酔って意識を失った女性と性行為に及び、動画や写真を撮影していたという。

 

「さらに当時の『週刊文春』では、16歳だった女子高生時代、この元議員に無理やり関係を持たれた、という女性の証言を報じています」(同前)

 

 こうして生まれた議席に座ることができたのが、吉川議員だったのだ。

 

 他人の「不道徳な女性問題」で議員になった男が、自身の「不道徳な女性問題」で窮地に立たされる――。これほど、皮肉なことはない。

 

( SmartFLASH )

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