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生稲晃子も参戦! 蓮舫、三原じゅん子、今井絵理子…女性タレント出身者乱立の参院選に「飲み屋のおじちゃんの人気投票」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.17 17:47 最終更新日:2022.06.17 17:50
6月16日、参議院選挙の日程が6月22日公示、7月10日投票と決まり、事実上の選挙戦がスタートした。
参院選といえば、毎回、話題になるのがタレント候補たちだ。参院選比例区は全国をひとつの選挙区とし、個人名での投票も可能なため、知名度が高い候補が有利となる。そのため各政党は全国的な知名度のある「タレント」を擁立してきた。
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今回も、多くのタレント候補が立候補を予定しているが、中でも注目を集めているのは、元おニャン子クラブのメンバー・生稲晃子氏だろう。生稲氏は42歳のときに乳がんを患った経験を経て、安倍内閣の「働き方改革実現会議」有識者委員に。今回は自民党公認で出馬を予定している。
ただ、SNSでは厳しい声が多い。
《おニャン子クラブのファンだった年代って人口も多いから、それらの票を目当てにしているのが見え見え。安易で浅はか》
《おにゃん子クラブなんて50代以上の人しか知らないよ。やはり、中高年をターゲットにした選挙戦術なのか》
今はおじさんとなった“おニャン子ファン世代”の票狙いだというのだ。しかしそれもあながち間違いではないようだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が語る。
「40~50代の人たちが、若いころにファンだった生稲さんに投票するのかというと、実際に出れば受かるわけですから、一定の支持層がそこで生まれることは事実が証明しているんじゃないでしょうか。
この世代は団塊ジュニアも含まれており、数が多いこともあって、それだけ票を期待できます。若い人の票を狙うとか、自民党は若い人にもっと頑張ってほしいと言っていますが、本音では、投票率の高い層を掘り起こせる候補者が望ましい。その意味では、40~50代がかつてのファン層だった、生稲さんや今井さんなどは、ありがたい候補なわけです」
「今井さん」とは、元SPEEDのメンバーで、2016年の参院選で初当選した今井絵理子氏。今回も2期めを目指し、立候補を予定している。元芸能人としては、3期めを目指す三原じゅん子氏(自民党)、4期めを目指す蓮舫氏(立憲民主党)も、今回の立候補を予定している。
ネット上には
《金八(じゅん子)の次がSPEED(絵理子)で、その次がおニャン子?選んでいるおじさんの世代観が滲んでる。》
《飲み屋のおじちゃんの人気投票でやられちゃたまらんよなあ》
という辛辣な声も。
「あくまでも、タレント候補は政党側から見れば、票稼ぎのタマに過ぎない。政治家として育てていこうとか、政治家として見込みがあるからと、そういうことはつけ足しで言うかもしれませんが、本音ではそう思ってないんです。
三原氏や蓮舫氏など、タレント候補から党の要職を務めるようになった議員も中にはいますが、最初からそれを期待しているわけではないんです」(伊藤氏)
とはいえ、タレントなら誰でもいいというわけではないようだ。
「現在進行形でタレントとして活躍中の人は、頼まれてもまず断られます。そこで、ちょっと前までそこそこ売れていたけれど、いまは活動が下火になっている人を狙うんです。ただし、あまりに長期間、露出が低下していた人は、選挙に出しても票にならないんですよ。その辺は、政党側の見極めなんです」(伊藤氏)
これでは「おじちゃんの人気投票」といわれても仕方がないということか。
( SmartFLASH )