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立憲・小川淳也氏「4500人しか亡くなってない」発言を陳謝…自身の入院時にはテレビ番組で「ウイルスを侮らないで」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.20 18:19 最終更新日:2022.06.20 18:23
6月19日、NHK『日曜討論』での、立憲民主党衆議院議員・小川淳也氏(51)の発言が物議を呼んだ。
与野党の政策部会のトップ9人が会して、7月の参議院選挙の争点について議論が繰り広げられたこの日。
安全保障について、日本維新の会の参議院議員・音喜多駿氏が、増税に頼らない、行財政改革(行革)と経済成長でGDP比2%への防衛費増額を目指すと話し、大阪府・大阪市での実績から言えば、国でも本気の行革をやれば、十分に財源確保できる、と主張した。
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それに対し、小川氏は「音喜多さんには大変申し訳ないんですけど、コロナで東京ですら4500人しか亡くなってないのに、大阪で5000人亡くなってますからね。そういう行革が全部解決するほど、事は簡単ではない」と反論したのだ。
しかし、この「4500人しか」発言に対して、SNS上では放送後すぐに批判の声が集まった。
《“4500人しか”ですか 立憲民主党の小川政調会長には少なく感じるんですね。。違う意図でいったとしても、言い方が問題なんですよね。》
《どう言う事? 東京はもっと死ななければ ならないのか?》
《4500人と5000人の差をカメラの前でなじりたいがために失言するぐらいなら黙っときゃええのに。。それが行政の差だと感じる視聴者がどれだけおるんや。。》
こうした批判を受けて、小川氏は6月19日夕方にTwitterを更新し、《東京の犠牲を軽んじているかのようにとられかねない表現でした。深くお詫び申し上げます》と陳謝した。
小川氏といえば、2020年11月17日に新型コロナウイルスへの感染が判明。この時点で国会議員としては3人めの感染者であり、その情報発信が注目を集めた。
39度の高熱があり、抗原検査を受けたところ「陽性」だった小川氏は、その日のうちに入院。11月19日には入院先から動画撮影し、自身の症状などを報告する動画をTwitter上にアップしていた。
少し痩せた印象の小川氏が、涙ながらにかすれる声で経過報告する動画は、ニュース番組やワイドショーなどで繰り返し放送され、国民に対して新型コロナ感染の恐ろしさを知らしめることになった。
退院後、2020年12月4日に公開された「FNNプライムオンライン」のインタビューでは、症状の経過を聞かれ、こう答えていた。
《味覚や嗅覚は大丈夫でしたが、ここで私が強調しないといけないなと思うのは、本人がどれだけ辛くても重症のカテゴリーに入らなければすべて軽症になるのですね。ですから軽症といってもこのウイルスを侮らないでほしいと思います》
12月18日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ制作・日本テレビ系)に出演した際も、同様の発言をおこなっていた。
自らが体験した恐ろしい症状から1年半。その経験を忘れて、「しか」という言葉が出てきてしまったのか……。
( SmartFLASH )