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鳩山元首相「慰安婦問題は永遠に謝罪」発言にネット紛糾「旅券を剥奪して」「国益にならない」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.24 14:56 最終更新日:2022.06.24 14:56
6月9日、韓国の「アリランニュース」は、鳩山由紀夫元首相(75)の単独インタビューを放送した。鳩山氏は、5月10日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の就任式に出席。そのときに収録されたもので、いつこのインタビューが放送されるかに注目が集まっていた。鳩山氏がインタビューで語ったのは、以下のような内容だった。
・大統領就任式の前日、尹大統領と2人きりで会った際、「韓日関係の先生になってほしい」と言われた。日韓関係を発展させるためにできることは何でもしたいと思った。
・尹大統領は、未来志向的な指導者。「条件なし」に日本と対話して日韓関係を改善したいという強い意志がある。日韓間では「条件なし」の対話が必要だ。
・2015年の日韓間の「慰安婦問合意」に関して、日本側の「この問題を二度と持ち出すな」という態度が間違っている。慰安婦被害者たちは、決して物質的な賠償を望んでおらず、真の謝罪を望んでいる。無限責任要素(加害者は被害者が大丈夫だと言うまで謝罪しなければならない)を付加して、被害者に心から謝罪することが重要。
・日本は20年から30年も経済が低迷して、経済が急成長した韓国をうらやましく思い、嫉妬している。これが嫌韓につながっている
鳩山氏の発言は、いまの日韓関係を的確にとらえているとは言いがたい内容だった。
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「鳩山元首相は、2015年の訪韓時、ソウルの刑務所でひざまずいて謝罪。その姿勢は韓国で一定程度評価されていますが。鳩山氏の韓国に対する『土下座外交』は日本で猛批判を浴びました。
尹大統領は、1998年の『日韓パートナーシップ宣言』の21世紀版を実現させると宣言し、早期の日韓首脳会談を望んでいますが、岸田首相の反応は鈍い。
岸田首相は、2015年の慰安婦合意時の外相です。『最終的かつ不可逆的な解決』を確認した慰安婦合意を、文在寅前政権に覆されたことで、岸田首相は韓国に対する信頼を失っている」(政治部記者)
鳩山元首相の発言を「ダイヤモンド・オンライン」が報じると、ネット上では鳩山氏を非難する声が巻き起こった。
《国はこの人の旅券を剥奪してください。国外で国益を損ねる言動があまりにも多すぎます》
《首相経験者で国益にならない行動をするって考えられないし、だから自民が嫌でもまだマシだと投票しちゃうんだよね》
また、こんな意見も。
《韓国でひざまずいて謝罪した鳩山由紀夫を「日韓関係改善の先生」と呼ぶ韓国新大統領って大丈夫なのか》
《鳩山さんの韓国に対する謝罪の仕方が一番非礼だと思うけど。鳩山さんの言い方って日本が常に上位にいるって言い方の謝罪なんだよね》
日韓関係の「条件なし」の改善を求める韓国の尹政権。だが、その目論見が実現するのは容易ではなさそうだ。
( SmartFLASH )