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【参院選】生稲晃子、今井絵理子を音楽団体が支持表明…SNSに渦巻いた「なぜ三原じゅん子は呼ばれない?」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.02 17:45 最終更新日:2022.07.02 17:45
7月10日に投開票日を迎える参院選。自民党公認で出馬している今井絵理子氏と生稲晃子氏の決起集会が6月30日、自民党本部で開催された。
元「SPEED」メンバーで2期めを目指す今井氏と、「おニャン子クラブ」元メンバーで初出馬の生稲氏の両氏を支援するために集まったのは、音楽事業者4団体だった。
今井氏は、「エンタメ業界市場は2019年に約6300億円あったが、コロナ禍で約1100億円にまで落ち込んだ。アーティスト1人1人の力になりたい」と語り、生稲氏も「コロナで疲弊した業界のために、恩返ししたい」と話した。
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両者への支援の意向を示した音楽4団体とは、日本音楽事業者協会(音事協)、日本音楽制作者連盟(音制連)、コンサートプロモーターズ協会、日本音楽出版社協会だ。一般的にはあまり馴染みがないが、いったいどのような団体なのか?
「中心的存在の音事協は、芸能界最大の業界団体で、渡辺プロダクション、ホリプロ、吉本興業、エイベックスなど、有名どころの事務所はほとんど加盟しています。タレントの引き抜きなど、事務所間のトラブルや著作権・肖像権に関わるさまざまな問題を改善する目的で発足しました。
音制連も、やはり芸能事務所で構成され、アミューズなどが所属しています。コンサートプロモーターズ協会は、文字どおりコンサートを主催する興行社、日本音楽出版社協会は音源を管理する事務所の集まりです」(芸能ジャーナリスト)
音事協の瀧藤雅朝会長は、決起集会で「現場の声を政界に反映させていただく太いパイプ役に」と語っていたが、実際、政治への影響力もかなりあるのだという。
「テレビ各局や広告代理店なども関わっており、メディアへの影響力は非常に強いといえます。基本的には自民党と密接な関係にありますが、ロビー活動も盛んです。
コロナ禍の2021年には音楽4団体の連名で『緊急事態宣言の延長に際しての声明文』を出し、イベントの無観客開催を要請する政府に対し、撤廃を申し入れています」(芸能ジャーナリスト)
となれば、自民党のタレント議員を支援するのも納得なのだが、ここで一つの疑問が。3選を目指し立候補している三原じゅん子氏は、なぜ呼ばれなかったのか?
ネットでも、
《音事協その他音楽団体によれば、「セクシー・ナイト」などのヒット曲を持つ三原じゅん子先生には音楽的な功績は何もないと…》
などと疑問を呈する書き込みがみられる。
「三原さんといえば『3年B組金八先生』(TBS系)のツッパリ役とデビュー曲『セクシー・ナイト』ですが、今井さんや生稲さんと比べると、芸能界の活躍度という意味では物足りないかもしれません。まさか、それで呼ばれなかったわけではないでしょうが……。
前回(6年前)の参院選では神奈川県選挙区でおよそ100万票を獲得してトップ当選、今回も安泰とみられているので、わざわざ決起集会に出る必要はないということでしょう」(同)
菅義偉内閣で厚労副大臣、岸田文雄内閣で内閣府大臣補佐官を務めるなど、政治家の階段を順調に昇っている三原氏。今井氏、生稲氏とは「格が違う」ということなのかもしれない。
( SmartFLASH )