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安倍元首相 事件現場の献花台行列200m「一昨日、ツーショットを撮ったのに…」泣きじゃくる男性も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.09 16:23 最終更新日:2022.07.10 09:23
7月8日に奈良市で発生した、安倍晋三元首相の銃撃事件。一夜明け、事件現場となった近鉄大和西大寺駅前には献花台が設置され、約200mの行列ができている。行列に並ぶ老若男女の手には、花束が持たれていた。
青いハンカチで涙を押さえながら、現場を見ている20代の男性に話を聞いた。
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「じつは安倍さんが亡くなる前日に、(兵庫県)西宮で演説しているところに会いに行って、一緒に写真を撮ってもらいました。僕は近畿大学を今年、卒業したのですが、そのときの卒業式に、来賓としてサプライズで来てくださったんです。それで、一昨日はお礼を言おうと思っていたのに、緊張して言えずじまいでした。また会いに行って、お礼を言おうと思ったんです。それが……何でこんなことに……。安倍さんは、本当に国民思いで、お会いしたときも快く写真に応じてくれました。世の中はいろいろな考えもあるから、立場的に身の危険もあったのに、全国を回っていて。こんな人が亡くなったなんて信じたくないです」
また、別の70代の男性は“年下”が亡くなったことに衝撃を受けたと語る。
「歴代でいちばん長く、首相をしていたでしょ。僕より10個も年下の方が亡くなるなんてね。リーダーシップがあって、本当にいい人だった。非常に残念で、いたたまれない気持ちです。だからもうゆっくりね、休んでほしいと思ってるよ。今日は、せめてもの気持ちでお花を供えに来ました。安倍さん、お疲れ様でした」
80代の女性も、ショックから立ち直れていない。
「昨日、自宅でニュースを見たときは呆然としました。今日は、朝から主人と来たんです。世界的にも活躍された方だったからね、本当にショックとしか言えない。こんなことはもう2度と起きてはいけないね」
献花台には、溢れんばかりの花束が並んでおり、机に置ききれなくなると、段ボール箱に詰め込まれていく状態が続く。花束のほかにも、安倍元首相と岸信介、安倍晋太郎という親子3代の似顔絵に「ご冥福を、日本は託されました。どうか安らかに…」とメッセージが書かれたきのものも置かれてあった。
突然の凶行に、日本中が衝撃を受けている。
( SmartFLASH )