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安倍元首相急逝「アベノマスク」と追悼する人続々「形見にする」に「さすがにおかしい」の声も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.09 18:45 最終更新日:2022.07.09 18:45
7月8日に、安倍晋三元首相が銃撃され、亡くなった事件。SNSでは、2020年4月、新型コロナウイルス感染拡大が始まったころに配られた、いわゆる「アベノマスク」の写真とともに、安倍元首相を追悼する言葉が多く上がっている。
写真のアベノマスクは、大半が未使用の状態だ。
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《国民のほとんどが安倍さんの形見を持ってることになるのだな アベノマスク…》
《もらった時はなんだこれ、とか思ってたけど、安倍総理の国民への想いが詰まってるマスクは大切にとっておく》
《我が家にあるアベノマスク これ見てるだけでも悲しくなる なんだかさ、この世に遺してくれた形見みたいでさ》
当時のマスク不足を解消するため、安倍政権が始めたもので、全世帯向けに1億3000万枚、介護施設や保育所用に約1億5700万枚を配布する壮大な事業だった。
「2021年11月の会計検査院の報告では、マスク調達に約440億円、包装・輸送費用に約98億円など、総費用は543億円かかっています。しかし、各世帯にいきわたるころにはマスク不足も解消されていました。さらに、介護施設などへの布マスク約8000万枚が余っていることがわかり、それを保管するだけで1カ月あたり約7500万円もかかっていることが判明しました。
結局、岸田文雄首相は、約5億円をかけて希望者に配布する方針を決定。2022年6月に7070万枚を配布したと明らかにしています。誰も身に着けていなかったなかで、安倍氏だけは小さなマスクを着けており、在庫に対して『2億8000万枚の希望があった』と語ってもいました」(政治部記者)
たしかに、アベノマスクは「失敗」という声も、SNSでは上がっているのは事実だ。
《さすがにアベノマスクまで良かったと言ってる人はおかしい あれはどう考えても大失策だろう 余った在庫の維持費6億円以上かかったのに》
《急に功績ありがとうアベノマスク大事にします形見にしますは違くない?まだ使われてない時点で失敗じゃない?》
使われなかったという点では、うまく行かなかった政策といえるだろう。しかし、コロナ対策を何とかしたい、という安倍氏の思いがそこにあったのだけは間違いない。そして、捨てずに取っている人が多いということが、なにより安倍元首相の人柄を表しているのかもしれない。
( SmartFLASH )