社会・政治
昭恵夫人「主人がやり残したことはあった」と告別式で悲痛な姿…政界進出は「十分ありえる」との声も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.12 20:23 最終更新日:2022.07.12 20:33
銃撃され死去した安倍晋三元首相の葬儀が、7月12日、東京・増上寺で営まれた。
昭恵夫人は告別式で、
「まだ夢を見ているよう。主人のおかげでいろいろなことを経験できた。すごく感謝している」と語ったうえで、
「主人も政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、本人なりの春夏秋冬を過ごして、最後、冬を迎えた。種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう」
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と挨拶。「わたし自身が将来のことは不安です」と思いを述べたという。
「安倍元首相の意思を継いで、昭恵さん本人が “芽吹かせる” 可能性は十分あるでしょう」と語るのは政治部記者だ。
「岸田文雄政権になってから、いわゆる “安倍路線” の多くが否定されてきました。
とくに防衛分野では顕著で、たとえば安倍元首相が議論を始めるよう促した『核共有』について、岸田首相は『非核三原則を堅持するわが国の立場から考えて認められない』と明確に否定しています。
また、防衛省事務次官の人事では、安倍氏が推した人物の続投が官邸により却下されています。
自分が築き上げてきた方針を否定されてきた安倍元首相の鬱憤については、家庭内で昭恵さんもよく聞いていたはずです。夫の遺志を受け継ごうという気持ちが起きるかもしれません」
政治評論家の野上忠興氏は、後継者問題から、昭恵夫人の出番がやってくる可能性があると話す。
「まず後継者としていちばん適任なのは、安倍家の長男である寛信氏の息子である寛人氏です。しかし、彼は大手商社に勤務していて、『政治家には絶対なりたくない』と言っているそうです。
これぞという後継者が出てこないのであれば、周囲が昭恵夫人を担ぎ出すかもしれません。昭恵夫人はメディアに出ることが苦手なタイプではないでしょうから、十分可能性はあると思います」
“家庭内野党” を自認し、反原発活動や大麻解禁運動にも積極的に関わってきた昭恵夫人。異色の政治家として注目を集めるのは間違いなさそうだが……。
( SmartFLASH )