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旧統一教会「山上容疑者の母が献金1億円で破産」に「5000万円返金した」当初の“不誠実回答”に批判も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.14 16:37 最終更新日:2022.07.19 14:13
7月8日に起きた、安倍晋三元首相の銃撃事件。逮捕された山上徹也容疑者は、警察の調べに対し、「特定の宗教団体に恨みがあった」と供述している。
山上容疑者を知る男性は、山上容疑者が「自分の家族が統一教会に関わっていて、霊感商法トラブルでバラバラになってしまった。統一教会がなければ、今も家族といたと思う」と語っていたと、本誌取材に証言している。
さらに、7月13日付の「読売新聞」は、山上容疑者の母親が「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」に献金した総額は、1億円にも上ると報じた。母親は1998年ごろ、同教団に入信し、翌年6月には土地や一戸建て住宅を売却。2002年に破産宣告を受けていたとも伝えられている。
同紙の取材に家庭連合は、母親の献金総額について「こちらから発表するものではない」とコメント。だが「あまりに無責任な姿勢だ」として、ネット上では批判の嵐が巻き起こっている。
《1億円も献金させられ…破産 対応が悉く不誠実ですよね。やましい事ばかりなんでしょうね。》
《衝撃の額だたとえ一部であろうがハイそうですかと受け取る組織とは 宗教団体としての良心の呵責は》
《1億、、、、。そこまで献金させて結局誰も救われなかったどころか多くの人を不幸にしてしまったんだから、酷いもんだ、、。》
「全国的にも、旧統一教会による過度の献金で、被害を受けている人は多いといいます。7月12日に全国霊感商法対策弁護士連絡会が開いた会見によれば、1987年に設立されてからの34年間で、全国弁連の弁護士や消費者生活センターが受けた相談は3万4537件。被害総額は約1237億円にものぼります。
しかも、この数字ですら、全国弁連が把握している氷山の一角だというのです」(政治部記者)
読売新聞へのコメント後、家庭連合は母親の献金額を調査中としたうえで「2005年からの約10年間で計5000万円が返金された」とのコメントも発表した。少なくとも、この金額を一度、献金していたことは事実だったのだ。
人を救うはずの宗教法人に浮上した、衝撃の実態。全容解明が待たれる。
( SmartFLASH )