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「祝電改ざん」で憤慨の愛知・大村知事「素晴らしい逆ギレ」「送った時点でアウト」と皮肉る声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.26 19:40 最終更新日:2022.07.26 19:47
政治家と旧統一団体との関係に注目が集まり、次々と「不都合な真実」が明らかになっている。多数の国会議員や地方議員の名があがっているが、そのなかには愛知県の大村秀章知事の名も。
話題になっているのは、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」が開催したイベントに大村知事が送った祝電の内容を、教団が改ざんしたというもの。
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イベントは2019年10月、中部国際空港に隣接した「愛知県国際展示場」で開催され、教団トップの韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁も参加。信者4万人が集まる大規模なものだった。
大村知事の祝電は会場で紹介され、「世界平和の実現に向けて、地球的規模で環境を整えてくださる韓総裁の力強い信念とリーダーシップに心より敬意を表する」と、読み上げられたという。
これに対し、大村知事側が「もとは韓総裁を称える内容ではなかった」と抗議したところ、教団は「祝辞の内容が一般的だったので改ざんした」と認めたと報じられている。元の文章は「会の開催をお喜び申し上げる」という定型文だったそうだ。
大村知事は7月25日の記者会見で「この団体について、こうしたことは気をつけなければならない」とし、今後は関わらない方針を示した。そして祝電を送った経緯について、個人事務所に依頼があって秘書が対応、私費で定型のものを送っただけと説明した。
「極めて不愉快」と憤慨する大村知事だが、ネット上にはそんな大村氏を皮肉る声が多数ある。
《素晴らしい逆ギレっぷり。来年の知事選挙が楽しみです》
《どうして今更3年前の祝電に抗議!? 書き換えられたかどうかは定かでないが 知事として送った時点で『大村アウト!!』》
《教会側が祝電の内容を改ざんしたことは問題だが、それ以前にカルトと言われる宗教団体の総裁を招いたイベントに県知事が祝電を送るなって話だ》
イベントが開催された愛知県国際展示場は、愛知県が所有する公共施設だが、宗教団体の利用を禁止するという規則は見当たらない。しかし、以前からトラブルの多いことで知られる団体に公共施設を利用させるのは、社会通念上の問題があると言えるだろう。
問題は「政治家と宗教団体の関係」だけではなさそうだ。
( SmartFLASH )