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コロナ第7波で「軽症なら受診控えて」緊急声明 岸田首相の「医療難民ゼロ」公約に「口先だけ」と怒りが集中
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.03 16:38 最終更新日:2022.08.03 16:38
新型コロナウイルスの感染「第7波」が猛威を振るっている。8月2日、日本感染症学会などの4学会が都内で会見を開き「症状が軽い場合は、検査や薬のため医療機関を受診することは控えてほしい」との緊急声明を出した。
感染者の急増により、救急や発熱外来はひっ迫し始めている。会見では「救える命が失われる可能性が高まりつつある」と、危機感が示された。オミクロン株は2~4日が経過すれば、風邪と大きな違いがないため「飲食ができる」「呼吸が苦しくない」といった場合は、急いで受診する必要はないという。
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「安心のため受診したいと思う人もいると思うが、今はどうか、治療が必要な方々を優先させてほしい」とも説明された。
予測できたはずの事態だが、結果として後手後手の対応となり、岸田政権への怒りが高まっている。
「岸田首相は2021年9月、総裁選公約のひとつに、コロナ患者のための医師、看護師、病床を確保する『医療難民ゼロ』を掲げていたんです。感染症対応を1カ所にまとめる『健康危機管理庁』の創設や、国主導で臨時の医療施設の開設を進めるプランも打ち出していました。
2022年6月には『内閣感染症危機管理庁』を新設する方針が発表されましたが、参院選の公示直前だったこともあり、ただの“つじつま合わせ”とする見方も多く、現在、どこまで話が進んでいるのかも不透明です。少なくとも状況を見る限り、第7波には間に合わなかったようです」(政治部記者)
ネット上では、公約を実現できていない岸田首相へ「口先ばかり」といった批判が寄せられている。
《医療難民ゼロもステイホーム可能な経済対策も感染症対策についても聞く耳についても何も果たせていないね岸田総理。》
《またまた口先だけの公約だったな、岸田。医療難民ゼロどころか自宅放置、ステイホームどころか行動制限行なわず経済回せ、PCR検査の拡充も進まず、そしてこの感染爆発に岸田当人は存在感を消して雲隠れ。やる気ないなら今すぐ代わってほしい。》
《会社や学校でPCR検査しなきゃいけないところもあるだろうし、検討しかしない岸田さんがびしっと交通整理しないから社会が混乱してるんだよなぁ》
新たな変異株の登場により、第7波のピークアウト前に第8波が起こる、との指摘もある。そうなったら、本当の「医療崩壊」につながりかねない。
( SmartFLASH )