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「記者クラブはただの広報か」会見で旧統一教会の質問されず、茂木幹事長自ら回答に非難の嵐
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.04 22:10 最終更新日:2022.08.04 22:10
安倍晋三元首相の銃撃事件を受け、徐々に解明が進む自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の “深すぎる” 関係。
安倍元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の母は、旧統一教会に多額の献金をしたため破産した。一方、旧統一教会は莫大な献金を元手に、安倍元首相をはじめ、これまで数々の自民党議員を “支援” してきたことが明らかになっている。
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こうした関係は、一部のテレビや雑誌が連日、追及してきたことによる成果だ。一方、やたらと “腰の重い” メディアもある――。
8月2日の定例会見で、自民党の茂木敏充幹事長は「関係部門に対して改めて確認するよう党として指示を出しまして、その結果、これまで一切の関係を持っていないと、このような確認でありました」と述べた。
だが、じつはこの発言、誰に聞かれたわけでもない、自主的な発言だった。
「質疑応答では、朝日新聞から国葬について、読売新聞から追悼演説について質問が出ましたが、旧統一教会関連の質問は出ませんでした。
それで、会見を終えた茂木氏が、一度、退出してしまったんです。記者も三々五々に散り始めたとき、茂木氏が再び戻ってきて『聞かれるって思ってたけど誰からも質問がなかったので……』として、再び会見を始めたんです」(政治部記者)
茂木氏の発言がひと通り終わると、朝日新聞とNHKによる “質問” があった。
「朝日新聞は『では、旧統一教会は友好団体ではないという認識でいいか』、NHKは『国会での議論の必要性についてどう思うか』というもの。せっかく幹事長を直接追及できるチャンスなのに、おかしな話ですよ。
旧統一教会と自民党は関係がないと言ったって、実際には90人近くの自民党議員につながりがあるわけです。岸信夫防衛大臣や山谷えり子議員に至っては、選挙の支援すら受けている。聞くべきことは山ほどあるはずです」(同)
『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で上記の様子が流れると、Twitter上では会見に出席していた記者への批判が次々と寄せられた。
《何のために報道の仕事をしているのか自問自答したのか?このアホな記者たちは》
《あまりにも情けないですね。記者クラブとは名ばかりの単なる広報クラブ》
《記者達もいい加減全員変えてほしいですね。質問無しなんてあり得ないでしょう》
《政権の想定以上の忖度を大手メディアの記者がしているということですかね》
今になってこれほど旧統一教会の問題が騒がれるのは、「メディアの恥」だと考える記者もいる。
「一部の雑誌では、これまでも旧統一教会と自民党の関係について取り上げられてきました。実際、メディアで政治を取り扱う人間なら、自民党と旧統一教会が “ズブズブの関係” なのは常識でしたよ。
しかし、テレビ局は抗議を恐れて触れてこなかったし、現場の新聞記者たちも、見て見ぬふり。せめて今からでも、厳しく追及するのが誠意というものでしょう」(別の政治部記者)
茂木氏は旧統一教会について触れる際、満面の笑みを浮かべていた。“お仲間” の前で笑顔になるのは当然か。
( SmartFLASH )