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“パパ活” 疑惑の吉川赳議員、まだ訴状も送っていなかった! 説明拒否の裏で “牛歩対応”、弁護士は「重い責任を問うべく慎重に準備」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.05 19:00 最終更新日:2022.08.05 19:00

“パパ活” 疑惑の吉川赳議員、まだ訴状も送っていなかった! 説明拒否の裏で “牛歩対応”、弁護士は「重い責任を問うべく慎重に準備」

衆院本会議場で知り合いの議員に声をかけられる吉川赳議員

 

 身を縮め、汗はダラダラ、若手議員にへこへこ頭を下げるーー。8月3日、約2カ月ぶりに国会に姿を現した吉川赳衆院議員は、恐縮しきりだった。

 

 それもそのはず、吉川議員は、6月9日の「NEWSポストセブン」で、18歳の女性に飲酒させ、ホテルに入って現金を渡したと報じられ、6月11日に自民党を離党しているのだ。

 

 

 しかし、“パパ活” 疑惑について、これまで本人の口から説明されることはなかった。

 

 3日も、本会議場の入口で記者団から「国民に説明する気はないのか」「自身の言葉で説明しないのか」などの質問を浴びせられるも、「係争中なので答えられない」「真実も含めて答えられない」と述べ、説明を拒否した。

 

 だが国会での様子とは違い、ブログの中では “強気” の姿勢だ。7月15日、吉川議員は自身のブログで、5200文字に及ぶ反論を掲載。

 

《十分に氏素性を把握していない女性とふたりきりで飲食をともにするような振舞いは、軽率な行動であったと、深く反省しております》としたうえで、《飲酒不可能な年齢とは認識していなかった》、4万円を渡したことについては《クラブに勤務される方の欠勤に対する給与相当額の補填としてお支払いした》と述べた。

 

 さらに、吉川議員は《週刊ポストと女性との予めの打合せがなされていた》と主張しており、《現在、法律の専門家にお願いして、名誉毀損訴訟を通じて、「女性が真実18歳であったこと」にかかる客観的事実の確認をさせていただくべく、準備を進めて戴いております》と、『週刊ポスト』への訴訟を宣言していた。

 

 事件から約2カ月――。はたして、訴訟は進んでいるのだろうか。吉川議員の事務所に問い合わせると、吉川議員から依頼を受けたという弁護士より、以下の回答があった。

 

《当職は吉川赳氏より6月10日発売の「週間ポスト」(編集部注「週刊ポスト」)の報道に関する名誉毀損訴訟等について受任をしておりますが、2022年8月4日時点で裁判所に訴状を提出していません。

 

 今回の件については単なる通常の名誉毀損というだけではなく、出版社に仕組まれた報道の疑惑が存在するため、通常よりも出版社に対し重い責任を問うべく慎重に準備を進めている状況にあります》

 

「“慎重に準備を進める” のはけっこうですが、報道からすでに2カ月経過するなかで、いまだに訴状すら提出していないとすれば、議員として延命するための “牛歩戦術” と捉えられても仕方ありません。

 

 本人が語るとおり、“白” なら “白” と、きちんと会見を開いて説明し、訴状も早急に提出すべきでしょう。時間が経って、世間が忘れてくれるのを待っている印象です」(政治部記者)

 

 血税で働く“パパ” にしては、対応が遅すぎる。

 

( SmartFLASH )

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