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旧統一教会「問題噴出」の裏で山上容疑者への“崇拝者”が続出 「減刑署名」はまもなく7000人に

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.23 18:18 最終更新日:2022.08.23 18:18

旧統一教会「問題噴出」の裏で山上容疑者への“崇拝者”が続出 「減刑署名」はまもなく7000人に

 

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対して吹き荒れる批判の嵐。教団と関係のあった議員は、次々と弁明を強いられている。

 

 そんななか、安倍晋三元首相を銃撃したとされる山上徹也容疑者を“崇拝”する人たちが生まれている。“山上派”が集うのは、7月15日に署名サイト「Change.org」で始まった「減刑署名」だ。

 

 署名活動を立ち上げたとされる人物は、同サイトで山上容疑者について《過酷な生育歴を鑑みての温情》、《本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある人間である事》として、《親の信仰によって、生活も精神も追い詰められる人が非常に多いです。このような状況で物心ついた時から生活していた山上徹也容疑者に、どうか寛大な見解をお願いします》と主張している。

 

 

 署名人数は8月23日時点で6990人を記録。目標とする7500人まで、あと一歩の状況だ。コメント欄には、彼を熱烈に擁護する投稿が数多く寄せられている。

 

《復讐心もあったでしょうが、統一教会の犠牲者が少しでも減るようにやったという義侠心・自己犠牲の精神もあった事でしょう》

 

《彼を裁くなら、統一教会を取り締まらなかったミスを彼に謝罪すべきですね》

 

《彼一人に課せられるはずの量刑の一部を我々が肩代わりしたい気持ちで賛同します》

 

《山上のお陰でこの国の闇が公になった》

 

 このように、山上容疑者の旧統一教会信者2世としての境遇に同情する声や、今回の事件を機に、旧統一教会と自民党の深い関係が明らかになったことに対する評価が溢れている。

 

「結果的に、山上容疑者の行為が旧統一教会に注目が集まる原因になったとしても、署名によって罪が減じられることはないでしょう。淡々と裁かれるべきだと思います。

 

 ただ気になるのは、署名活動のコメント欄が過激化しており、何度も書き込んでいるような人物がいること。山上容疑者を“崇拝”するあまり、暴力的行為を働いてもよいという価値観が生まれてしまっては危険です。“第二の山上容疑者”を生まないために、何ができるのか、考えるべきでしょう」(事件ジャーナリスト)

 

 山上容疑者は、11月29日まで精神鑑定がおこなわれる予定だ。事件そのものの全容解明はまだまだ先になる。

( SmartFLASH )

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