日本が主導する第8回アフリカ開発会議(TICAD8)が、8月27日、チュニジアの首都チュニスで開幕した。
岸田文雄首相は、アフリカに今後3年間で官民合わせて300億ドル(約4兆1000億円)規模を投資すると表明。
「『産業、保健・医療、教育、農業、司法・行政など幅広い分野で今後3年間で30万人の人材を育成する』と語った岸田首相。『アフリカとともに成長するパートナーでありたい』と訴えましたが、日本にどれほどの “リターン” があるのかは不明です。
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経済協力をめぐっては、3月に岸田首相がインドを訪問した際、今後5年間で総額5兆円を投資すると表明しましたが、これほどまでに巨額な投資において、国民にはリターンについての説明がありません。
経済の停滞が叫ばれる自国をまず立て直せ、という声が上がるのも自然なことです」(全国紙記者)
実際、ネット上では、アフリカへの投資表明に難色を示すコメントが多く見られる。
《日本が先進国と言われなくなる未来が現実味を帯びてきているのに、国内そっちのけで途方も無い金額を外国にばら撒く意義と効果を説明してほしい。》
《岸田総理、安倍元首相の国葬やアフリカ支援などに4兆円もの国民の税金を使うのであれば、国民に対して10万円再給付するのが先決なのでは?》
《国葬、脱原発、資産所得倍増計画、アフリカへの300億ドル規模の投資表明等、やること全てが場当たり的で戦略性や先見性など欠片もない。》
《どうして先に日本で金を回そうという発想が出てこないの? まずは日本人を救ってくれよ》
「安倍元首相への銃撃事件以降、取りざたされている旧統一教会問題についても、岸田首相は『ていねいな説明が大事』と語っておきながら、自らは口を開きません。支持率のさらなる低下が懸念されています」(同)
多くの国民は岸田首相に説明を求めている。ご自慢の “聞く力” は、たんに “聞き流すだけの力” なのか――。
( SmartFLASH )