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萩生田政調会長 8年前から報じられていた旧統一教会との関係 「信者800人イベント」で「来賓挨拶」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.30 20:00 最終更新日:2022.08.30 20:07
8月21日の共同通信の報道によると、同日の時点で、第4次安倍内閣から第2次岸田改造内閣までの閣僚のうち、22人に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との接点が確認された。さらに、自民党全体では82議員に上り、同教団と関係があったとされる国会議員の8割を占めている。8月26日から、自民党は所属議員に向けて、教団と何らかの関係をもったことがないかのアンケート調査を実施中で、この数はさらに増える可能性がある。
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なかでも注目を集めているのが、党四役の萩生田光一政調会長(58)だ。8月18日、参院選公示前の6月に、生稲晃子参議院議員を連れて旧統一教会の関連施設を訪問したことについて記者団から問われると、萩生田氏は事実と認めたものの、自民党と旧統一教会の癒着については、追及が始まってもあえて触れてこなかった、と玉虫色の弁明をした。
8月20日の『報道特集』(TBS系)によると、萩生田氏は落選中の2009年から2012年に、旧統一教会の教会をしばしば訪れており、講演では「一緒に日本を神様の国にしましょう」といった発言をしていたという。教団との深い関係は、次々と明らかになっているのだ。
また、萩生田氏は前出の会見で、自身を支援する「世界平和女性連合」について「団体と旧統一教会の関係は名称が似ていて、そういう思いはあったんですけど、あえて触れなかった」と話した。しかし、萩生田氏は以前から『世界平和女性連合』と旧統一教会が同一であると認識していたと、ジャーナリストの鈴木エイト氏は指摘する。
「私が2019年に萩生田さんをインタビューした際、『最近、国際勝共連合のロビー活動はどうですか?』と尋ねると、『地元(八王子市)ではそれほどでもないね。私は、世界平和女性連合の留学生のスピーチコンテストとかには出てますけど』と答えました。さらに、『今はもう壺も売ってないしね』と、自らつけ加えたんです。つまり、国際勝共連合も世界平和女性連合も、旧統一教会と同一の組織だと、萩生田さんはすでに分かっていたということです」
萩生田氏と旧統一教会との関係は、8年前にも報じられていた。鈴木氏が続ける。
「私は2014年12月5日号の『週刊朝日』に寄稿した記事で、同年10月に八王子市芸術文化会館で催された旧統一教会のイベントに、当時の安倍晋三首相の側近だった萩生田さんはじめ、自民党の有力議員が出席していたことを書きました。800人以上の信者が参加したこのイベントのパンフレットには、『来賓挨拶』として萩生田さんの名前が記されています。
それをもとに、先ほどの2019年のインタビュー時、教団とのつながりについて萩生田さんに問い質したところ、『いろいろ言われるタイプなんです』と笑いながら答えたんです。たしかに、萩生田さんは親しみやすい人柄ではある。しかし、萩生田さんが教団と関わっていたことは紛れもない事実であるし、信者とその家族の被害が社会に知れ渡った今、もはや冗談ではすまされません」
教団の講演やイベントにしばしば出席し、報道によれば萩生田氏は“家族同然”だったと話す信者もいる。教団との関係をこのままうやむやにし続けることは、教団が指摘されるさまざまな問題に加担することになるのではないか。
( SmartFLASH )