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岸田首相「テレビの前で国葬について答えます!」国会の閉会中審査に出席するも臨時国会は召集せず…「逃げんな、卑怯もの」「順序が逆」の声

社会・政治 投稿日:2022.09.01 20:50FLASH編集部

岸田首相「テレビの前で国葬について答えます!」国会の閉会中審査に出席するも臨時国会は召集せず…「逃げんな、卑怯もの」「順序が逆」の声

写真・JMPA

 

 8月31日、岸田文雄首相記者会見で、9月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬について、「国民の間にさまざまな意見があることは承知している。正面から答える責任がある」などと説明。

 

「閉会中審査はテレビ中継が入るので、そうした場での見える形での説明の機会をいただきたい」として、9月上旬に開催される国会の閉会中審査に出席する方針を示した。

 

 

自民党は、野党が要求してきた閉会中審査への首相の出席について、『松野博一官房長官の出席で十分』と突っぱねてきました。記者会見で、岸田首相が自ら出席する方針を示したのは1つのサプライズ。真摯に対応する姿勢を示したかったのでしょうが、それでも臨時国会を召集しない以上、批判がなくなることはありません。

 

 1967年の吉田茂元首相の国葬も閣議決定で決まった点は今回と同じです。ただ、吉田元首相は同年10月20日に自宅で死去。10月23日に国葬が閣議決定され、10月31日に日本武道館でおこなわれました。つまり、閣議決定から国葬までの期間が短かったんです。

 

 今回、安倍元首相の国葬は7月22日に閣議決定され、8月18日には、野党5党が臨時国会の召集を要求しています。これまでは、憲法53条に召集までの日数の定めがないことを理由に、自民党は召集を先延ばしにしてきました。しかし、このまま閣議決定のみで臨時国会を召集しなければ、批判は強まるばかりでしょう」(政治部記者)

 

 実際、岸田首相が閉会中審査に出席する方針を示すと、ネット上では「臨時国会を召集せよ」という声が巻き起こった。

 

《臨時国会を普通に開いてよ。逃げんな、卑怯もの》

 

《臨時国会も開かず逃げていた人が国民の批判に耐えかねて国会(閉会中審査)で説明するという。今更しゃしゃり出て何を言う。順序が逆でしょう》

 

《批判が集まったから国民が納得してもらうように説明しますってことだろうけど、批判が出る前からやるのが当たり前な話で、それをしっかりやっておけばここまで批判が集まることもなかったと思ってしまう》

 

《既に最高法規たる憲法53条に基づく臨時国会召集要求が出ているのだから、国会を開けば良いだけの話。それを「閉会中審査」で済ませようとする時点で論外》

 

 閉会中審査の日程は、現在、与野党で調整中だ。しかし、たとえ岸田首相がテレビの前で説明しても、怒りはそう簡単に収まりそうもない。

( SmartFLASH )

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