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安倍元首相の国葬「友人代表は菅前首相」の発表ではからずも露呈した「『お友達内閣』の証明」の声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.07 17:04 最終更新日:2022.09.07 17:06

安倍元首相の国葬「友人代表は菅前首相」の発表ではからずも露呈した「『お友達内閣』の証明」の声

岸田首相は「国葬をやるなんて、誰が言いだしたんだ」と嘆いた

 

 警備費や外国要人の接遇費を含めると、約16億6000万円の費用が生じると発表されている、安倍晋三元首相の国葬。9月27日の開催に向け、「国葬儀の流れ」が発表された。

 

 開始時刻は、1967年におこなわれた吉田茂元首相の国葬と同じ、午後2時。安倍元首相の遺骨が式場に到着した後、葬儀副委員長である松野博一内閣官房長官の開会の辞、国歌演奏、黙祷と続く。

 

 

 安倍元首相の生前の姿の映写がおこなわれた後は、岸田文雄首相が「多くの人が納得できる人選」だと周囲に語ったという、関係者による追悼の辞だ。

 

 葬儀委員長である岸田文雄首相、細田博之衆議院議長、尾辻秀久参議院議長、戸倉三郎最高裁判所長官と続き、「友人代表」として菅義偉(よしひで)前首相が、最後に追悼の辞を述べる。

 

 注目を集めたのが、その「友人代表」の人選だ。ネットではこんな声が挙がっている。

 

《友人というより舎弟じゃない?》

 

《そこは「腹心の友」の加計孝太郎さんでしょう》

 

《国葬なのに前総理が“友人代表”っておかしくないか?》

 

 ちなみに、21世紀以降におこなわれた内閣・自民党合同葬で、「友人代表」として追悼の辞を述べたのは以下のとおりだ(肩書は当時のもの)。

 

鈴木善幸元首相(2004年死去):宮沢喜一元首相
橋本龍太郎元首相(2006年死去):豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長
宮沢喜一元首相(2007年死去):塩川正十郎元財務相
中曽根康弘元首相(2020年死去):渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆

 

 故人と関係の深かった政財界の人物が「友人代表」として追悼の辞を述べることは、これまでの路線を踏襲しているといえる。だが、先に紹介したようなツイートが目立つのは、背景にこんな国民感情が渦巻いているからのようだ。

 

《長らく友人を官房長官に据え、友人に権力の座を禅譲した、と。他ならぬ「お友達政治」の証明じゃねえか!》

 

《まあ「お友達内閣」と言われた安倍氏にふさわしい人選かもしれないが…》

 

 具体的な内容が明らかになるにつれ、批判がますます膨らむばかりの国葬。岸田首相は、8日にも実施される国会の閉会中審査に出席し、自らの言葉で理解を求めるつもりだという。

( SmartFLASH )

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