社会・政治社会・政治

沖縄県知事選 自民党が惨敗! 内閣不支持率が支持率を逆転も「当たり前」「失政いつまで続くのか」の声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.12 15:35 最終更新日:2022.09.12 17:11

沖縄県知事選 自民党が惨敗! 内閣不支持率が支持率を逆転も「当たり前」「失政いつまで続くのか」の声

沖縄県知事選で再選を決めた玉城デニー氏 写真・UPI/アフロ

 

 7月の参院選後、初の与野党対決の大型地方選挙となった沖縄県知事選。当初は激しく競り合う展開になるとみられたが、岸田文雄政権が推す新人の佐喜真淳氏が、野党勢力が支持する現職の玉城デニー氏に敗れる結果となった。9月11日午後8時ちょうどに、玉城氏の「当選確実」が報じられる、いわゆる「ゼロ打ち」で、与党が推す佐喜真氏は惨敗だった。開票結果は以下のとおり。

 

玉城デニー、無所属・現。当選。33万9767票

 

佐喜真淳、無所属・新。27万4844票

 

 

「7月の参院選では、ほぼ無名の自民新人候補が、オール沖縄系の現職に得票率で0.5ポイント差まで迫る“惜敗”でした。それがここまで惨敗したのは、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)をめぐる問題の影響が大きかった。佐喜真氏も旧統一教会との関係性が報じられ、論戦で攻勢に出ることができませんでした。岸田政権に、かつてないほど吹き荒れた逆風の影響を吹き飛ばすことができませんでしたね」(政治部記者)

 

 7月の参院選で大勝した岸田政権だが、その後は旧統一教会問題、安倍晋三元首相の国葬への反対が強まり、内閣支持率は続落している。

 

 9月10、11の両日、朝日新聞社が実施した全国世論調査では、岸田内閣の支持率は41%(前回47%)。不支持率は47%と(前回39%)と半数近くに増え、初めて不支持が支持を上回った。前回調査(8月27、28日実施)からたった2週間で、支持率が暴落する結果となった。

 

 参院選直後の7月調査では、内閣支持率は57%。そこからの2カ月では、16ポイントもの下落となる。さらに、安倍元首相の国葬に対しては、「賛成」38%に対し「反対」56%、国葬に関する首相の説明に納得できるかの質問には、「納得できない」64%に対し、「納得できる」23%と大差がつくなど、岸田政権には厳しい数字となった。

 

 岸田内閣の支持率41%は、2021年10月の衆院選公示に合わせた調査と並び、過去最低となり、《過去最低》がトレンド入り。SNSでは、「支持率低下は当然」という声が多く上がった。

 

《岸田内閣支持率低下が止まらないって、何もしない、話は聞くだけ、説明は意味不明、円安放ったらかし、統一教会問題はやってる感だけ、それで国葬だけはやります! 下がって当たり前だよ》

 

《決断実行その物が本来出来ない宰相であると思わざる得ません。旧統一教会の問題にしても、党の総裁としての当事者意識があるのかと疑問が生じますし、国葬にしても丁寧な説明とは程遠い物で、数々の失政が何時まで続くのか不安になります》

 

《国民のニーズ、意向を全く無視するのなら、岸田政権の魅力は何一つもなくなったも同然です》

 

 岸田首相が誇る「聞く力」を疑問視する声が上がっている。9月27日の安倍元首相の国葬まで、内閣支持率の続落に歯止めはかかるのだろうか。

( SmartFLASH )

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る