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旧統一教会の田中会長「“教会自体” が霊感商法はやっていない」発言にSNS騒然…ひろゆきは「暗に認めた」と指摘
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.16 21:35 最終更新日:2022.09.16 21:36
安倍晋三元首相の銃撃事件以来、さまざまな批判にさらされ、足元が揺らいでいる旧統一教会(世界平和統一家庭連合)。9月15日の『FRIDAYデジタル』では、内部に向けた田中富広会長の発言が報じられ、波紋を呼んでいる。
報道によれば、旧統一教会は全国の教団支部にいる現場責任者たちに向け、ネット会議を実施。会議に登場した田中会長は、“霊感商法問題” について、信者たちから「私やってました」などの声が寄せられていると言及。
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田中会長は「“教会自体” が霊感商法はやっていないということは、一貫した私たちの主張」とし、「もし私が『教会は霊感商法をやっていました』と言った瞬間に、今までの裁判が全部ひっくり返ります。それぐらい大きなことです。霊感商法そのものを法人がやったかと問われたら『やってなかった』としか言えない」と話したという。
「田中会長は、8月10日に開いた会見で『当法人が霊感商法をおこなったことは過去も現在もない』と発言しています。しかし、会見後、全国霊感商法対策弁護士連絡会が『事実に反する』と指摘。2021年までの5年間に、564件もの相談が寄せられたとしています。
実際に被害があるわけですから、田中会長の発言は『信者たちが勝手にやったこと』と個人に責任を押しつける発言としか思えません」(政治部記者)
報道を受け、実業家のひろゆき氏は、《統一教会が霊感商法を組織的にやってた事を暗に認める田中会長》と自身のTwitterで指摘。旧統一教会の被害者救済に取り組んできた紀藤正樹弁護士も、《田中会長のひどい嘘。罪作り。自分の罪が被害者を生み出し続けていることに微塵も思をいたさない》と糾弾した。
SNSにも衝撃が走っている。
《信者が勝手に霊感商法をやった 教団は関与してない。最低だな》
《ひでぇな、田中富広。霊感商法は信者が勝手にやった事で、教団はやってないって、信者のせいにしよる》
ここ最近は「旧統一教会に解散命令を」という話も飛び出しているが、教団をめぐる議論はまだまだ終わりそうにない。
( SmartFLASH )