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日韓外相会談にうずまく不信と不満「ボールはすべて韓国側」「薄い内容でよく会うな」の声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.20 19:00 最終更新日:2022.09.20 19:00

日韓外相会談にうずまく不信と不満「ボールはすべて韓国側」「薄い内容でよく会うな」の声

林芳正外相と朴振外相(写真:ロイター/アフロ)

 

 9月19日(日本時間20日)、国連総会出席のため米ニューヨークを訪問中の林芳正外相は、現地で韓国の朴振(パクジン)外相と約55分間会談した。両氏はいわゆる徴用工訴訟問題の早期解決に向けて両国間の協議を継続していく方針を確認、対北朝鮮での日韓連携を深めることも確認した。

 

 林氏は尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が8月の記者会見で「過去最悪だった日本との関係も急速に回復、発展させている」などと述べたことに対し、「大統領自身が日韓関係改善に向けた強い意志を示したものと前向きに受け止め、歓迎している」と述べた。

 

 

 一方、韓国側が「合意した」とすでに発表している国連総会期間中の日韓首脳会談について、林大臣は「何ら決まったことはない」としている。

 

「尹政権の支持率は、当初から50%ほどしかありませんでしたが、7月末には30%を割り込むなど、低下の一途をたどっています。日韓会談がおこなわれば、2019年12月以来となります。尹政権は低迷する支持率を上げるためにも、なんとか日韓首脳会談を実現させたいのです。

 

 9月15日には、国連総会で30分ほど日韓首脳会談をおこなうことになったと、韓国の主要メディアがいっせいに報じました。ただ、岸田文雄首相は20日、訪米を前に『日程は何も決まっていない』と慎重な姿勢を示しています。

 

 岸田政権としては、元徴用工問題などで日本側が受け入れ可能な解決策を示してこないかぎり、首脳会談をおこなうことは躊躇せざるを得ません。

 

 日本の海上自衛隊機に対する韓国海軍の駆逐艦からのレーダー照射問題など、自民党の保守派が不信感を持つ問題が日韓間にはまだありますからね。

 

 とはいえ、韓国側の要望を無下にしては、韓国政府としても国民の説得が難しくなる。日韓外相会談で様子を見ようというところでは」(政治部記者)

 

 実際、日韓外相会談がおこなわれただけでも、ネット上では否定的な声が多くあがった。

 

《具体的な話しもなく、ただ問題解決をしていこう!と確認し合う会談なんでしょうね。こんな薄い内容でよく会うなと思ったのが正直な感想》

 

《何を今更話し合うと言うのだ? 懸案事項のボールは全て韓国側》

 

《自衛隊の哨戒機にレーダー照射した件を決して忘れてはならない。あれは日本に対する宣戦布告と同じ行為ですよ》

 

《問題は,歩み寄りたい気持ちがあることはありがたいとした上で,「ならばレーダー照射とか仏像盗難とか徴用工とか慰安婦とかのボールは『あなた方が持っている』のだから何とかしなさい」とはっきり言えているかどうか》

 

 岸田政権も内閣支持率が続落し、韓国に対して妥協的な姿勢は示すことができない状況だ。支持率低下にあえぐ両首相のチキンレースは、まだ続きそうだ。

( SmartFLASH )

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