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「お前が言うな」岸田首相の国連改革訴えに総ツッコミ…もはや何をしても支持率下がる “負のスパイラル” に
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.21 17:47 最終更新日:2022.09.21 17:51
毎日新聞と社会調査研究センターが9月17・18日におこなった全国世論調査によると、岸田内閣の支持率は29%。前回から7ポイント下落し、ついに30%を割った岸田首相は、もはや何を発言しても、国民から冷ややかな声が寄せられる “負のスパイラル” に陥っているようだ。
現在、アメリカを訪問中の岸田首相。日本時間21日午前、ニューヨークの国連本部で一般討論演説をおこない、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、国連改革などを訴えた。
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「岸田首相は、ロシアを名指しで『国連憲章の理念と原則を踏みにじる行為』と批判。そのうえで『今こそ国連憲章の理念と原則に立ち戻り、力と英知を結集するときだ。そのために実現しなければならないのが国連の改革であり、国連自身の機能強化だ』と呼びかけました。
来年から12回めの非常任理事国入りが決まっている日本。これは加盟国のなかでは最も多い数字ですから、岸田首相も “強気” に出たのでしょう。
しかし、日本国民からはツッコミが殺到。やはり、国葬と旧統一教会問題をめぐる直近の政治に不満を持つ人が多いようです」(政治ジャーナリスト)
《岸田総理や外務省は、日本と友好関係にあって改革に同調してくれそうな国々に対して、きちんと事前に根回し、周到に十分な準備をした上でこの演説に臨んだのだろうか。残念ながら安倍氏国葬の決定ぶりを見てきたので、とてもそうは思えない》
《ロシアの姿勢を批判するのは良い。ただいつもそれに伴うリスクへの対策含めてセットで出来ていない。いつも綺麗事だけは言うけど、具体的な行動に落とし込めてない》
《国民の声を一切聞かない首相が、国連に訴えって……お前が言うなよって話でしょ》
アメリカへ発つ前、岸田首相は、支持率下落について記者団の取材に応じている。
「世論調査の結果については一喜一憂しないというのは、従来申し上げているとおりだ」とし、「ただ、国民の声には丁寧に耳を傾けていかなければならないとも思っている。政治の責任を果たすべく、具体的な課題に向けて一つ一つ結果を出すことが重要であり、これからも一つ一つの課題に真摯に向き合っていきたい」と強調したものの……。
「この期に及んで、『一喜一憂しない』と毅然とした態度を取るのは厳しいものがあるでしょう。『さすがに危機感を持ってほしい』という声が方々で上がっています。国葬まで1週間を切っていますが、首相がことあるごとに言っている “丁寧な説明” もされそうにありません」(同)
岸田首相は、日本時間22日未明に、核実験を全面的に禁じる条約の発効を目指す首脳級会合に出席するという。核兵器廃絶への取り組みを促すとのことだが、その “声” は届くのか――。
( SmartFLASH )