安倍氏国葬、参列の海外要人に「マスク要請」流れに逆行する政府の姿勢に三浦瑠麗氏も「意味わかんない」

 

「国葬儀当日は、海外要人を含む参列者にマスク着用を求めるとともに、消毒液設置等の感染対策をおこなう予定であります」

 

　9月27日に執りおこなわれる、安倍晋三元首相の国葬。9月22日の記者会見で松野博一官房長官は、参列する海外の要人にも、マスク着用を求める方針を明らかにした。

 

「海外からは、アメリカのハリス副大統領やインドのモディ首相、カナダのトルドー首相、フランスのサルコジ元大統領など、217の国や地域、国際機関の要人が来日し、参列する予定です」（社会部記者）

 

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　すでに海外では“ノーマスク”が主流になりつつあり、9月19日におこなわれた英国のエリザベス女王の国葬では、参列者は皆、マスクを着用していなかった。

 

　日本から参列された天皇皇后両陛下も、ロンドンの空港に到着したときは黒いマスク姿だったが、国葬やレセプションには、マスクを外して臨まれた。

 

　世界の趨勢に逆らう形で、マスク着用を強いることについて、SNS上では否定的な意見が多くを占めている。

 

　国際政治学者の三浦瑠麗氏は、《儀礼ならば「郷に入っては郷に従え」の価値観もありうるが、意味わかんないでしょ、これ。日本は特別危険ですって言ってるようなもんです》とツイートした。

 

　その後、三浦氏は《やっぱり各人の自由に任せます。マスクをする人とマスクをしない人が共存できるのが自由な国日本です》と軌道修正したが、《きっと印象悪いしやっぱり奇妙な国だと思われると思う》と、マスクの着用に懐疑的な姿勢は崩さなかった。

 

　ほかにも、ネット上にはこのような意見が。

 

《国葬5時間マスクなんでしょ。耐えられなくなって外した要人をワイドショーが晒して「マスクを外す姿も…」とか言いそう》

 

《イギリスの国葬ではノーマスクで参列してOKだったのに、未だに日本ではマスクを着用して参列するよう言われる。日本人の集団心理の気質の悪いところだけど、そろそろ海外にならって、ノーマスクを習慣づけてもいいと思う》

 

《自分達は外国ではマスク外してるくせに、国葬で来日する要人にはマスクを強要するとはどういうことだ？》

 

　国連総会に参加するため訪米中の岸田文雄首相は、現地時間21日、バイデン米大統領と約10分間にわたって懇談した。

 

　周囲が騒がしいイベント会場だったためか、岸田首相はバイデン大統領に顔を近づけ、耳打ちするように会話する場面も。もちろんそのとき、2人は“ノーマスク”だった。

( SmartFLASH )