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本庄・5歳児遺棄事件 柿本知香被告の元夫「妻とはまだ離婚できず」「トーマスを見ると息子を思い出す」【スクープその後】
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.25 06:00 最終更新日:2022.09.25 06:00
いよいよ秋本番!今もさまざまなニュースが世間を騒がせ続けている。そんななか、多くのスクープを報じてきた本誌記事のなかから、特に反響の大きかったニュースのその後を大追跡!
3月5日、埼玉県本庄市で、当時5歳の柿本歩夢(あゆむ)くんが民家の床下で、遺体となって見つかった。埼玉県警は、母親である柿本知香被告、同居人である丹羽洋樹被告、その内縁の妻の石井陽子被告を、死体遺棄の疑いで逮捕した。
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柿本親子が赤の他人である石井・丹羽両被告と同居していたこと、石井被告と丹羽被告が20歳も年が離れていたことなどの奇妙さから、事件は大きく報じられた。
柿本親子が、石井・丹羽両被告が暮らす家にやって来たのは、2021年1月。2020年7月に柿本被告が夫のX氏と喧嘩したことがきっかけだった。
「口論をしていたら警察を呼ばれ、知香は家を出ていきました。その2カ月後、知香は離婚届を持ってきました。私が離婚を拒否したら『調停で会おう』と言われ、それきりです」
事件発覚直後、そう本誌取材に語っていたX氏。9月下旬、再び話を聞いた。
「じつはまだ、知香と離婚できていないんです。今となっては、早く離婚を成立させたい気持ちです。しかし、知香とは面会もできておらず、離婚の目処は立っていません」
警察から、捜査の進捗について連絡はないという。
「2カ月ほど前に、知香を歩夢に対する暴行容疑で再逮捕する、という連絡がきてから、一度も連絡はないので、捜査の進捗状況はわかりません」
実の息子である歩夢くんの仏壇に、いまだ手を合わせられてないという。
「知香の家族のほうで歩夢の葬式をあげて、私は参列しませんでした。その後、4カ月くらい前からさっぱり連絡が取れなくなってしまって……。
もし仏壇に手を合わせられたら、歩夢に『僕と知香の関係がうまくいっていれば、そもそもこんなことにならなかったよね。ごめんなさい』と伝えたいと思います」
今もX氏は知香被告を許せておらず、自らの心の傷が癒えることはない。
「知香は『夢に歩夢が出てきた。(きかんしゃ)トーマスが好きだったので、仏壇にトーマスの本を供えてあげてほしい』と、自分の姉に頼んでいたそうです。しかし僕は『知香がやった虐待で歩夢は亡くなったのに、どんな気持ちで言っているんだ』と思います。
たしかに歩夢はトーマスが好きで、よくおもちゃや、YouTubeの動画を見て遊んでいました。トーマスのイラストや、同じ年ごろの子供を見ると、歩夢を思い出して辛いです。
僕は、別居後から県外を転々としています。もう本庄に戻ろうとは思えないですね。今でももう戻っては来ないですが、歩夢を虐待した3人を許せないという気持ちは消えないです」
裁判で真相が明らかになるのはこれからだ。
( SmartFLASH )