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細田衆院議長、旧統一教会との接点を説明するも「辞任は?」「セクハラ疑惑は?」のツッコミ殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.29 15:18 最終更新日:2022.09.29 15:26
9月29日、細田博之衆院議長は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連会合に4回出席したことなどを認める文書を発表した。
コメントは「衆院議員細田博之」名で発表。2018年10月の「国際勝共連合」記念大会と2019年10月の国際会議であいさつ。2018年3月と2019年3月の会合にも出席した記録があるという。また、2019年6月には関係団体の出版物に関し、憲法改正をテーマとするインタビューを受けたと明らかにした。
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選挙では支援の意向が示されたと認めつつ、《関係者は、私が知る限りでは普通の市民であり、法令に反する行為を行っているとの認識はない》と釈明。《今後、社会的に問題があると指摘される団体などとは関係をもたないよう、適切に対応してまいりたい》と表明した。
細田氏が旧統一教会との関係について直接説明するのは初めて。細田氏は自民党安倍派(清和政策研究会)の元会長で、2021年11月の議長就任にあわせて自民党会派を離れており、関係調査の対象外とされていた。
細田氏のコメント発表を受け、立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「ますます疑念が深まった。質問に対して答える場をつくらなければならない責任がある」と述べた。
「細田議長は、旧統一教会との接点に関して、記者からの問いかけにも報道機関からのアンケートにも『無回答』を貫いており、批判の声が高まっていました。
臨時国会召集を前に、野党から『細田議長が旧統一教会との接点を説明するまで審議に入れない』と宣告された結果、しぶしぶ発表したわけですが、文書1枚での発表には反発の声が上がっています。
細田議長は『週刊文春』にセクハラや選挙運動員の買収疑惑も報じられていますが、こちらに関しても説明がありません。今後、野党がさらに説明を求め、攻勢を強める可能性があります」(政治部記者)
細田議長が、旧統一教会との接点を文書1枚で発表したことに、ネット上でも怒りの声が上がっている。
《『今後、旧統一教会団体とは一切の関係を断つ』と強く言い切ることはできないのか?!潔く衆議院議長は、速やかに辞任すべき》
《他にもセクハラ疑惑や選挙違反疑惑があるが、疑惑の弁明が記者会見ではなく書面とは情けなさすぎる》
《セクハラと選挙運動員買収については説明しないんですか?》
《月100万円しか貰ってないと不満を述べる人はこの期に及んでも自分は特別だとでも思っているのかね》
議会は、言葉で意思や意見を表明し、議論によって物事を決める場だ。衆院議長が文書1枚の回答で済ませるようでは、「言論の府」の責任放棄といわれかねない。
( SmartFLASH )