社会・政治
橋下徹が「許せない」、ほんこんも激怒! 玉川徹氏「菅前首相の弔辞に電通関与」発言で謝罪も止まぬ批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.02 14:45 最終更新日:2022.10.02 17:07
10月2日、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演した。
この日の番組ゲストだった菅義偉(よしひで)前首相が、9月27日の安倍晋三元首相の国葬で友人代表として読んだ追悼の辞(弔辞)について、橋下氏は「本当にまさに、菅さんの人間性というものがそのまんま出ていて」と感想を述べた。そのうえで「一部で、演出だなんていう意見が出ていて、僕は絶対に許せない」と語った。菅氏の弔辞について「電通が入っている」などとした、テレビ朝日のコメンテーター・玉川徹氏の発言を受けてのものだ。
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玉川氏は、国葬翌日の9月28日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、菅氏の弔辞について「これこそが国葬の政治的意図」と発言。「僕は演出側の人間として、テレビのディレクターをやってきましたから、それはそういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」と、広告代理店の関与を指摘していた。
だが、その翌日、同番組で玉川氏は「この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通はまったく関わっていないということがわかりました」と、事実誤認による発言だったことを認め、「関係者の皆さま、それから視聴者の皆さまに、訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした」と謝罪していた。
玉川氏は謝罪したものの、各界から怒りの声が上がり続けている。
お笑いタレントのほんこんは、9月30日に自身のYouTubeチャンネルを更新。玉川氏が謝罪したことについて、「やり玉に挙げられた菅前首相には謝ったんか」と怒りを込めた。さらに、「すべてのディレクターに謝罪せなアカンで。編集として、政治的意図を隠すようなことをしたらあかんちゃうの」と指摘。菅氏の思いを踏みにじったとして「胸クソ悪いと思います」とした。
自民党の西田昌司参院議員も、9月30日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「お詫びで済む話じゃない。テレビ朝日としての責任を取ってもらいたい。厳正な処分をしないといけない」と、会社としての処分の必要性を訴えた。
ネット上でも、玉川氏の発言に厳しい批判の声が上がっている。
《事実関係も確認せずに断定口調で言った今回の発言のせいで、彼の今までの発言の信憑性も問われかねないわけで、メディア人として致命的なミスだと思います》
《玉川のようなコメンテーターを起用しているテレ朝の見識が、厳しく問われるべきだと思う》
《玉川徹氏は事実を確認せず、事実が何であろうととにかく政府批判することを目的としていると感じるね。公平じゃない》
《メディアに出る人間は発言の重さを考えてから物を言うべき。報道の自由があるからと言って何を言っても許されるわけではない》
これまでも、何度も問題発言をしてきた玉川氏。批判の声が止まぬなか、本人だけでなく、所属するテレビ朝日も、報道機関としての姿勢を問われている。
( SmartFLASH )