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山際経済担当相 大臣規範違反も発覚 統一教会“密接交際”、ウィキペディアセルフ改ざん16回…それでもやめない「辞任ドミノ」の防波堤
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.04 21:33 最終更新日:2022.10.04 21:33
またもや“不正”発覚だ。10月4日、山際大志郎経済再生担当大臣に別の記載漏れがあったことが発覚した。
閣僚は、非上場の株式を含む資産の公開が義務づけられているが、山際大臣の事務所は、動物病院を運営する「有限会社くじら」の株式30株を保持していながら、公表していなかったのだ。
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「9月16日にも、別の2社の保有株式について記載漏れがありました。あまりにテキトーすぎますよ」(政治部記者)
山際事務所といえば、2020年から2021年にかけて、合計16回もウィキペディアの「山際大志郎」の記事への加筆・修正をおこなっていたことも発覚している。
「自分をよく見せるためには、何をしてもいいと考えているとしか思えませんよね。特に統一教会との“親密関係”に関する問題は深刻です。関連団体への会費1万円の支出と、教会関連イベントへの参加については、メディアで何度も指摘を受けていたにもかかわらず、なかなか認めませんでした。メディアの指摘を受けてから教団との関係を追認するというスタイルを、すでに6回近く繰り返しています」(前出・政治部記者)
党内からも「責任を取れ」という厳しい声が噴出している。
「複数の国会議員から『責任を取れ』という声は出ていますよ。とくに、国会の予算委員会などで糾弾の対象になるのは間違いなく、公明党は『なるべく早く交代させろ』と、官邸に迫っています。議員をやめろとまではいきませんが、少なくとも大臣を辞任しなさいということです。本人が本気で反省していない限り、自分から大臣を降りることはないでしょうから、岸田文雄首相が引導を渡さなければいけません」(自民党ベテラン秘書)
ところが、岸田首相には山際大臣をやめさせられない深い事情があるという。
「2つ理由があります。ひとつめは8月の内閣改造で、山際の後ろ盾である甘利明氏が続投を強く求めたことがあります。甘利は岸田政権樹立の立役者で、幹事長を短期間のうちに辞任させなければならなかったことについて、岸田首相は後ろめたい気持ちを持っているといいます。その甘利氏の意向なので従わざるを得ないんです。
もうひとつは、『辞任ドミノ』ですね。不手際こそあるものの、現時点で辞任を認めてしまえば、ほかにも統一教会と関係があった議員までやめる必要が出てきます。『辞任ドミノ』の防波堤として、あえて残しているという可能性もあるんですよ」(政治部デスク)
防波堤ごと、全員やめてもらうのはいかがだろうか。
( SmartFLASH )