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村上誠一郎代議士、小林貴虎県議と相次ぐ議員の「党紀委員会行き」に「自民党の倫理」を危惧する声が続々

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.11 18:05 最終更新日:2022.10.15 15:23

村上誠一郎代議士、小林貴虎県議と相次ぐ議員の「党紀委員会行き」に「自民党の倫理」を危惧する声が続々

『自民党ひとり良識派』なる著書もある村上誠一郎氏

 

 10月8日、自民党三重県連の幹部は、安倍晋三元首相の国葬に関し、小林貴虎県議が《反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった》などとTwitterに投稿した問題で、小林氏の処分を検討していることを明らかにした。朝日新聞、毎日新聞が報じている。

 

 投稿のもとになった、高市早苗経済安全保障担当相が講演で話した内容について、同日、高市氏は内容を否定した。それを受け、小林氏は投稿を削除したが、非公開を前提とした講演会について投稿したことを県連は問題視。今後、党紀委員会に諮るなどの対応を検討するという。

 

 

 この対応を受け、お笑いコンビ「ロザン」が翌日9日、YouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」を更新。宇治原史規(ふみのり)が、「この処分に関しては、おそらくクローズド(非公開)のものを表に出したということで、自民党から処分されるということだと思いますけど」と説明すると、菅広文は「でもそれやったら、クローズドでその発言があったってなるやんな?」と疑問を呈した。

 

 党紀委員会といえば、自民党は安倍元首相を「国賊」と呼んだとして、10月12日に村上誠一郎衆議院議員の処分を検討する党紀委員会を開く予定だ。

 

 村上氏については、9月29日に自民党の安倍派が厳正な処分を求める決議をまとめていた。同派の世耕弘成参院自民党幹事長は、9月27日の記者会見で「極めて不適切だ。本人の説明も踏まえ、(党としての)対処を考える必要がある」と指摘していた。

 

 自民党が党紀委員会で処分を検討する動きが続くことに、SNS上では、危惧する声が上がっている。

 

《これで「余計な事を言うな」と小林貴虎三重県議が処分されるようなら、高市早苗や自民党役員共は我が身可愛さで部下を切り捨てる事がハッキリします》

 

《三重県議は論外だが、国葬について自らの言葉で語ったのは村上誠一郎、自民党の中では唯一政治家らしい政治家と言えるが、当たり前に政治家として生きようとすると処分の対象となる》

 

《自民党の倫理はどこまで狂うのでしょう。先日は統一教会と元首相の関係を裁断するのではなくそれを批判した村上誠一郎の処分を計り、今度は問題発言をした高市ではなくそれを漏らした県議を処分だと》

 

 村上氏は党幹部に対し、「国賊なんて言っていない」と、発言を否定しているというが、一方では自身の意思で安倍元首相の国葬を欠席している。はたして、自民党はどのような処分を下すのか。

( SmartFLASH )

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