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車検手数料、来年から値上げ…デジタル化で料金アップの摩訶不思議にSNSでは「ありえない」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.02 16:24 最終更新日:2022.11.02 16:37
10月28日、政府は自動車検査(車検)の手数料に関する政令改正を閣議決定した。車検証の電子化で導入するICタグのコストを転嫁するため、車検などに関する手数料が、2023年1月1日から、おおむね100〜400円上がる。詳しくは以下のとおりだ。
【乗用車】
○使用を継続する場合の検査手数料
窓口申請1400円(現行1200円)
電子申請1200円(同1000円)
○新車の登録時や車検切れ中古車にナンバーをつける場合
窓口申請1500円(同1200円)
電子申請1300円(同1000円)
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【軽自動車】
○使用を継続する場合の検査手数料
窓口申請1400円(同1100円)
電子申請1200円(同1100円)
○新車の登録時や車検切れ中古車にナンバーをつける場合
窓口申請1500円(同1100円)
電子申請1300円(同1100円)
また、紛失や破損で再交付する場合は1件当たり300円から350円に引き上げられる。
車検の手数料が値上がりすることが報じられると、SNSでは批判の声が殺到した。
《電子化するとアナログに比べて管理コストは下がるはずなのに、なぜ値上げなのだろう!? あり得ない》
《目的と手段の逆転化が酷い‥「書類整理の手間を削減・情報の共通化・統合で便利に」からのデジタル化のはずが、デジタル化が目的になったうえでの「コストで手数料上げるからよろ」で、さらに要らん「ポイント」付けて利権化しとる‥》
《車検証にかぎらずなんだろうけど、電子化によって長期的にはコストが下がるとしても、初期投資の予算を他から回せないくらいに財政が逼迫してたり、長期的なコスト管理をシミュレーションできないくらいに官僚が劣化してるんだと思う》
「たしかに、デジタル化による負担増は、車検証だけではありません。2022年4月から、マイナ保険証を医療機関で使用した場合、医療費が3割負担の患者がマイナ保険証を利用すると、初診時に21円、再診時に12円、調剤に9円を追加負担することになりました。
厚労省が、読み取り機などを導入した医療機関や薬局への診療報酬の加算を始めたからです。
ただ、マイナ保険証を使うことで負担が増えることに批判が殺到。厚労省は、10月から、負担額を最大21円から6円に抑え、批判に対処することとなったのです」(経済担当記者)
たしかに、デジタル化による負担増は納得しづらい。車検証の手数料値上げも、マイナ保険証と同じ展開になってほしいものだが……。
( SmartFLASH )