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「前川喜平氏をNHK会長に」署名が3万件突破! その裏で立花孝志氏も「会長になるべき」署名開始のカオス
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.27 14:00 最終更新日:2022.11.27 14:34
次期NHK会長に、元文部科学省事務次官の前川喜平氏を求める署名が3万を超えたと報じられ、話題を呼んでいる。
オンライン署名サイト「change.org」に掲載されたキャンペーンページ「前川喜平さんを次期NHK会長に!」には《市民の受信料で支えられる公共放送NHKを、公共の精神が希薄な人物にかじ取りを任せるのではなく、公共の大切さを心の底から理解するひとによってよみがえらせましょう》と、賛同署名への協力を求めている。
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このページでの賛同数は、11月27日時点で2万2635。また「Economic news」によれば、11月24日までにネットと文書での署名が3万人を超えたとしている。署名活動は11月30日までで、12月におこなわれる経営委員会の前に署名が提出される予定だという。
本誌では11月4日に前川氏を直撃、NHK会長への意欲を聞いている。
「私としても、思いもよらぬ出来事でしたよ。10月に、市民団体の方が私のところにおいでくださって、お話を伺いました。それで、私からも『ぜひ』と申し上げてお受けしたんです。
私自身、NHKのあり方はたしかに問題があると、ずっと思っていましたから、市民団体の方々に賛同したんです」
もし会長になったときには、
「とにかく、口を出さない。番組編集は、現場に任せることが大事だと思っています。むしろ『政治の圧力からの防波堤』になるのが、会長の仕事だろうと思っていますしね。ただ、編集には口を出さないが、ひとつだけどうしてもやりたい番組があるんです。それは、過去四半世紀のNHKのあり方を検証する番組。そんなことだけですよ。それ以上のことは、トップダウンでやることではないと思ってます」
と、構想を語っている。
その一方で、NHK党の立花孝志氏もNHK会長に「立候補」し、事態は混迷している。
立花氏は10月28日、自身のYouTubeチャンネルで「僕は早く政治家を辞めて、NHKの会長になるべきだと思っています」「僕は政治家よりもジャーナリストっていうか、公共放送の経営のほうが向いている」と語っている。
前出の「change.org」ではNHK党関係者が「立花孝志をNHK会長に!」キャンペーンを立ち上げており、11月27日時点で246人が賛同している。
現NHK会長・前田晃伸氏の任期は2023年1月24日で満了となるが、前田氏は77歳と高齢なことから、次期会長には新しい人が選ばれると見られている。
まさか、超大穴が……? まさに“カオス”状態だ。
( SmartFLASH )