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チケット転売防止にマイナカード活用案「実現したらすごい」と評価されるも「その前にリセール制度」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.11.28 17:53 最終更新日:2022.11.28 17:56
11月28日、政府がコンサートなどのチケット販売に、マイナンバーカードの活用を検討していると報じられた。本人確認でマイナカードを提出させることで、第三者への高額転売を防止する仕組みだ。
読売新聞によれば、すでにチケット販売にマイナカードが使えるか実証実験をおこなっており、早期の導入を目指しているという。
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現時点で、マイナカードの普及率はやっと5割を超えたところだ。政府は保険証や免許証との一体化や、マイナポイントの付与など、あの手この手で普及を図っており、今回の活用案もその一環といえる。
高額転売に歯がゆい思いを抱く人が多いのか、今回のニュースには、少なからず評価する声がある。
《本人確認のために、マイナンバー使っちゃえって、机上の空論のつもりで言ってたけど。。。すごい これ、実現したらすごいことだよね?》
《マイナカード、顔写真もついてるし本人確認については最強やなーぜひ実現してほしい》
一方で、こんな指摘も続出している。
《マイナンバー取り入れるより、各コンサート主催する企業へ、リセール制度導入必須とかの方を進めてほしいんだよな…》
《まずはチケが分配・譲渡・リセールを自由にできるようにしてから、個人番号と紐付けの順だろうよ》
「リセールとは、チケットの購入者がイベントに行けなくなってしまった場合、そのチケットを別の希望者に定価で販売できる制度のことです。高額転売を防ぐため導入する企業も増えてきましたが、まだ普及しきってはいません。
実際、リセール制度が義務化されれば、かなりの抑止力になるのは間違いありません。マイナカードによる本人確認の厳格化も効果はあるでしょうが、急用ができて余ったチケットを友達に譲る…といった融通が利きづらくなる面もある。
『マイナカードよりリセール制度が先』という意見が出るのも頷けます」(IT担当記者)
「転売ヤー」など心ない業者にチケットが渡ることは避けたいが、過度な縛りで推し活がやりづらくなっては本末転倒だ。三方よしの仕組みができるといいのだが……。
( SmartFLASH )