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「園児虐待」のさくら保育園が子供の受け入れ再開もホームページに事件について記述なし 職員への提言には「思いやりの心」の皮肉
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.07 15:22 最終更新日:2022.12.07 15:26
静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で、園児に対し虐待行為を繰り返した疑いで、当時の女性保育士3人が逮捕された事件。
園は、警察の家宅捜索を受けたことなどから臨時休園していたが、12月6日から園児の受け入れを再開している。
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当時の女性保育士3人が1歳児クラスの園児に対し、顔を押す、宙づりにするなどの暴行を加えるなどしていた疑いが報じられ、その痛ましさに国民は騒然となった――。
「さらには裾野市長が、当時の園長が虐待の隠ぺいを図ろうとしたとして、犯人隠避の疑いで刑事告発。
園では、職員に情報の口外を禁止する誓約書を書かせていたほか、園長が内部通報をした元保育士に土下座をしていたことが分かっています」(週刊誌記者)
受け入れ再開と同日、園は園長の交代手続きに入ったことも報じられている。
「しかし、同保育園のホームページ上では、園長はいまだに変わっていません。
それどころか、事件についての言及がホームページ上でいっさいないのが不思議です。家宅捜査などもあり、そんな余裕すらないのかもしれませんが……」(前出・週刊誌記者)
ホームページ上では、「園長からの一言」として、以下のようなメッセージが載せられている。
《保育にあたっては、まず職員・子ども・保護者が三者一体となって、心とこころが通い合う環境作りをこころがけ、健康で個性豊かな子どもの成長をめざし、生き生きと活動できる場となるよう、きめ細かな保育を行ってまいります》
しかし今回は、“三者一体”の状況とはかけ離れた、痛ましい事件が起きてしまった。
ホームページ上ではまた、「職員への提言」として《初心を忘れない》《思いやりの心を持つ》《プロ意識を持つ》と掲げられている。
いま園に勤める保育士が、この提言のもと、子供たちを守ることを祈るばかりだ。
( SmartFLASH )