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岸田首相、次の「捨て駒」は秋葉復興相と杉田政務官…政権は死屍累々も「有事の宰相と言われた!」と自画自賛ふたたび

社会・政治 投稿日:2022.12.27 19:13FLASH編集部

岸田首相、次の「捨て駒」は秋葉復興相と杉田政務官…政権は死屍累々も「有事の宰相と言われた!」と自画自賛ふたたび

写真・JMPA

 

 12月27日、秋葉賢也復興大臣は、岸田文雄首相に辞表を提出した。「事務所の家賃を自身の妻あてに払った」「秘書に金銭を支払って選挙運動を手伝ってもらった」など数多くの疑惑を抱えており、事実上の更迭とみられる。

 

 秋葉復興相の辞任を受け、岸田首相は「私自身の任命責任について重く受けとめている。山積する課題への取り組みを続けていかなければならない。政治の責任を果たすことによって職責を果たしていきたい」と語ったが――。

 

 

 実はこの日、過去の差別的な言動への批判が起きていた杉田水脈総務政務官も、「内閣の一員として迷惑をかけるわけにはいかないという思いもあり、総合的に判断した」と辞表を提出している。

 

「秋葉氏を含めると、10月以降の2カ月で、立て続けに4人の閣僚が辞任しました。

 

 最初は、旧統一教会との関係性を問われた山際大志郎前経済再生担当相、次は『法務大臣は死刑のはんこを押すだけの地味な役職』との発言が問題視された葉梨康弘前法相、3人めが政治資金問題を取りざたされた寺田稔前総務相です。

 

 加えて、閣僚ではありませんが、政治資金パーティーの収入をめぐる問題が報じられた薗浦健太郎議員も、21日に議員辞職しています。まるで『捨て駒』とでも言わんばかりに、次々と関係者を見切っていく岸田政権の “辞任ドミノ” は尋常ではありません」(政治担当記者)

 

 相次ぐ辞任で死屍累々といったところだが、当の岸田首相はあまりこたえていないようだ。前述のとおり、任命責任を問われても、「重く受け止める」と繰り返すばかり。

 

 それだけではない。12月26日に開かれた懇談会で、岸田首相はこんなあいさつをしているのだ。

 

「ウクライナ侵略が起こったときに、麻生副総裁から『総理大臣には、平時の宰相と有事の宰相がある。あなたは有事の宰相だ』と言われました。

 

 有事かどうかはさておき、前例のない厳しい状況に次々と遭遇するめぐり合わせを覚悟して、総理大臣の職責にいま向き合っています」

 

「岸田首相は、23日にも都内の講演会でまったく同じ『有事の宰相』エピソードを語っていますから、よほどお気に入りなのでしょう。しかし、防衛費をめぐる増税などで国民の不満は最高潮。支持率は下がる一方という状況での発言に、SNSでは『自画自賛』『おめでたい』といった批判が噴出しています」(同)

 

 前述の懇談会で、「有事の宰相」と語ったあと、岸田首相は「さまざまな面で、私たちは歴史的な分岐点を迎えている」と大上段に語っている。分岐点の行く先は天国なのか地獄なのか――。

( SmartFLASH )

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