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山上徹也容疑者、減刑署名が1万1000人突破、差し入れも100万円超…SNSでは「罪は罪」と苦言も

社会・政治 投稿日:2023.01.11 19:08FLASH編集部

山上徹也容疑者、減刑署名が1万1000人突破、差し入れも100万円超…SNSでは「罪は罪」と苦言も

送検される山上徹也容疑者

 

 安倍晋三元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の、刑事責任能力を調べるための鑑定留置が1月10日に終了した。現在、山上容疑者の身柄は、大阪拘置所から奈良西警察署に移されている。

 

「山上容疑者の鑑定留置は、2022年7月から実施され、170日間と異例の長さになりました。銃撃前に自作の銃を試し撃ちするなど計画的に準備を進めていたこともあり、奈良地検は刑事責任能力があると判断。勾留期限である13日までに、殺人などの罪で起訴する方針です」(事件担当記者)

 

 

 銃撃事件の解明が進む一方、この半年間で山上容疑者には100万円を超える現金、服、菓子などの差し入れが届いたと報じられている。消費しきれないぶんは、山上容疑者の意向で、児童養護施設などに寄付しているという。

 

 差し入れだけではない。山上容疑者の減刑を求める署名は、すでに1万1000人(1月11日現在)を突破している。

 

 署名のコメント欄には、

 

《山上氏があの行動を起こさなければ統一教会の教えなどを知る事が出来ませんでしたし、また政権、与野党と統一教会の関係も今も知りませんでした》

 

《カルト集団と政治のつながりを放置していた国や世間が悪い。彼は被害者だと思う》

 

 など、社会への影響を考慮する声や、過酷な子供時代に対する同情の声が寄せられている。

 

「幼くして父親を亡くし、DVに悩んだ母親は旧統一教会に入信後、多額の献金で自己破産。献金額の合計は1億円を超えるとされています。山上容疑者は大学進学も断念し、3年間の海上自衛隊勤務を経て、アルバイトや派遣社員を転々としてきました。

 

 山上容疑者の過去は厳しいものですし、銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の抱える問題にメスが入ったことは間違いありません。ただ、銃撃で1人の命が失われたことは事実です。起訴前から減刑を求めるのは時期尚早でしょう」(同)
 

 SNSでは、山上容疑者への差し入れ・減刑署名といった動きに苦言を呈する人が続出している。

 

《山上に差し入れとか送金とか減刑嘆願署名はやったらあかんよ。山上の境遇に共感するのは仕方ないとしても、罪は罪やん。きちんと償わせなあかんやん》

 

《どんな理由があろうがそんなもんで殺人者の罪が許されてたまるか。これが認められたら一部国民の賛同があれば殺人を事実上合法とするようなもんだぞ》

 

《山上容疑者の減刑要望がオンライン署名で1万人か…がコイツは絶対許すべき人じゃ無いと自分は思う。言ってしまえば『民主主義国家で暴力によって自身の主義主張を認めさせた』って事になる》

 

 犯した罪が消えることはない――。

( SmartFLASH )

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