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山上徹也被告 銃製造現場の「自宅マンション」を解約、リフォームへ 事件現場近くの「弾痕」にはパテが
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.01.20 06:00 最終更新日:2023.01.20 06:00
1月13日、安倍晋三元首相への殺人容疑などで起訴された山上徹也被告(42)。
2022年7月8日の銃撃事件後、すぐに山上被告は逮捕されたが、その後、刑事責任能力を判断するために、170日間にわたる鑑定留置がおこなわれてきた。
事件現場となった近鉄大和西大寺駅前は、安倍元首相が演説場所にしていた“中洲状”に設置されたガードレールが、2022年12月で撤去され、駅前再開発が進められている。
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しかし、いまでも立ち止まって、現場に向かって手を合わせる人も多く見かけた。銃撃現場を写真に収めていた男性は「初めて来たが、やはり一度は現場を見ておきたかった。ここで安倍さんが亡くなったんだと思うと心苦しい」と話す。
山上被告は銃撃の際に、一度に6個の弾丸を発射できる仕組みの手製銃を使用した。事件当時、弾丸は2度、発射され、少なくとも2発は安倍元首相に命中したと見られている。
銃撃現場から90m先にある立体駐車場の壁面には、事件直後から山上被告の“流れ弾”が命中したとみられる傷跡が確認されていた。
現場を訪れると、いまだに「ここに弾痕が残っているんだよ」と言いながら指差す通行人も見受けられる。
壁面を確認すると、白い壁についた傷跡に、上から茶色のパテを被せるように修復がされていた。この立体駐車場を管理する会社に聞くと、こう話す。
「事件後、すぐに警察の鑑識が対応して調べていました。その後は警察から『そちらで傷跡を修復してほしい』と言われたので、こちらで対応し、穴を埋めています。
ただ、壁面と同じ色にはなっていないため、いまだに弾痕だと思われるのかもしれません。今後、修復にかかった費用を山上被告に請求するかどうかは、これから決めます」
山上被告が銃を製造していた自宅マンションは、エントランスや、玄関ドアに設置された郵便ポストに、ビニールテープが貼られていた状態だった。
「親族なのか、誰かが来てここから荷物を運び出していきました。もちろん、もう誰も住んでいないです」(マンションの住人)
現在、この部屋はどのような状態になっているのか? マンションを所有する不動産会社に聞くと「(マンションの)管理会社から、最近になって『山上被告の部屋をリフォームする』と連絡がきました。部屋を解約したということですね。早くリニューアルしたいと思います」と、明かすのだった。
銃撃事件から半年あまり、山上被告の起訴により、司法の場に舞台は移ろうとしている。
それと同時に、事件に関係する現場でも、止まったままだった“時計”が動き始めているようだ。
( SmartFLASH )