【現地ルポ】“一夫多妻”男が逮捕　17年前にも報じられていた女性11人との“絶倫生活”同居女性は声がけに無言の対応

 

　東京都東大和市で、複数の女性と“一夫多妻”状態の生活を送っていた元占い師・渋谷博仁（74）と元妻の渋谷千秋（43）の両容疑者が、2月8日、準強制性交等未遂の疑いで逮捕された。

 

　報道によると、2022年12月、2人は知人の10代女性を占いと称して自宅に誘い出し、「あなたは宇宙人に連れ去られる。死を回避するには性交するしかない」などと言って、性的暴行を加えようとしたと見られている。

 

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　2006年にも、当時、11人の女性と暮らしていた博仁容疑者は、20代の女性を集団生活に加わるよう脅迫したとして逮捕され、執行猶予つきの判決を受けていた。

 

　公判後、「これからは生まれ変わったつもりで生きます」と語った博仁容疑者だが、今回も同じ手口による犯行で、まったく反省は見られなかった。

 

　本誌は2006年の事件の際、博仁容疑者の自宅を訪ね、複数の女性が博仁容疑者宅から仕事に向かう姿を目撃している。当時、近所に住む住人は、本誌の取材にこう答えていた。

 

「女性たちは、スーパーなどでバイトしてるみたいね。たとえ10万でも、10人いれば100万円だからね。風呂は10人くらい入れる大きさらしいよ。みんな裸にしてねぇ。そうやって楽しんでるんでしょうね」

 

　結局、女性との共同生活をやめられなかった博仁容疑者。本誌は17年ぶりに、容疑者の自宅を訪ねた。

 

　山々に囲まれ、畑が多くある、自然豊かな場所に、3階建てで年期が入った白い壁の博仁容疑者の自宅はあった。

 

　自宅前には、立ち入り禁止のロープが貼られている。また門扉には「居住者以外立入禁止」と大きく書かれた貼り紙もある。外から目視する限り、2台の防犯カメラが備えつけられている。

 

　渋谷容疑者によく会っていたという、近くの60代男性が語る。

 

「あの17年前の事件後も、ずっと同じ車を使ってるよ（笑）。博仁さんが運転しているときもあれば、女の人が運転しているときもあるし、頻繁に近くに買い出しに行っているみたい。

 

　車が出るときに通りかかると会釈してくれるし、博仁さんに関しては、普通のおじいちゃんって印象だったかな。いつも帽子を被って、サングラスをかけて運転していたよ」

 

　そのミントグリーンの車は、この日も自宅前に停まっていた。車内にはコストコの袋やコロナビールの入れ物が無造作に置かれており、日常的に使用しているようだ。近くにはベビーカーらしきものも置かれており、幼い子も共同生活に加わっているのだろう。

 

小学生くらいの女の子の姿に近隣住民は「誰の子なんだろうね？」

 

　近隣住民の60代女性が語る。

 

「女性たちは、コロナ禍の前からずっと、マスクをして顔を隠していました。話したことも挨拶したこともないので、どちらかというと近所づき合いを避けていたように感じます。

 

　たしか、小学生くらいの女の子もいたと思います。あまり姿を見ていませんが『誰の子なんだろうね？　まさか博仁さんの子供？』なんて、近所で噂になっていましたよ」

 

　渋谷容疑者は働いていなかったようだが、女性たちが“出勤”する様子を見ていた30代女性は、こう話す。

 

「だいたい朝7時くらいに、何人かの女性が、自転車に乗って近くのスーパーやショッピングモールに行って、17時ごろに帰ってきていたと思います。

 

　数年前くらいに、ショッピングモールで博仁さんを見かけたときは、女性を5、6人引き連れて歩いていて。その姿に『まるで教祖様みたいだな』なんて思いましたよ」

 

　渋谷容疑者が通っていたホームセンターの、40代女性店員はこう語る。

 

「もう何年も前から来ていますよ。いつも女性を3人くらい連れて、食料品をカゴいっぱいに買い込んでいるんです。

 

　半年前くらいに見かけたときは40代くらいの女性を連れていたけど、どの女性も、世代が上に見える派手な服装でした。ベルボトムを履いていたり、花柄の洋服を羽織ったりと、ひと昔前の雰囲気（笑）。

 

　ここはフードコートも併設されているんですが、たまに利用している様子を見ました。女性たちはデザートを食べていて、小さいお子さんもいたかな。

 

　仲はよさそうだったけど、笑顔でお話する様子はなく、何を考えているのかぜんぜん分からない雰囲気だったのを覚えています」

 

　17年前と変わらず、女性たちに依存して生きてきた博仁容疑者。判決と今後が注目される。

( SmartFLASH )